もう98%くらいは、本当に軽症者なので「何かあれば医院に電話相談して」、で良いと思います。
そう言ってあげても連絡してこない高齢者やハイリスク者(基礎疾患患者や妊婦さんなど)だけは、保健所あるいは医療機関からの積極的声掛けが必要と思ってます。(第5波で、50代後半CABG後、糖尿病の男性を亡くしました「しんどいようなら電話してね」と言ってあったのですが連絡が来ず、次の連絡は病院救急医から、挿管になるので情報提供書を送ってほしい、でした、、、)
今、問題と思うのは、
・発熱高齢者の外来診療で診断が遅れがち(発熱翌日の抗原検査では陰性になってしまう→翌々日だと陽性になる、抗原キット不足、PCR検査に回ると3-4日かかる→ここ2,3日改善傾向ですが、、検査ラボもがんばっとる!)数日後の電話で結果伝達のときに解熱しているとホッとします。
・発熱外来が多忙すぎてHER-SYS入力が追い付かず発生届の提出が遅れがちになること。
中和抗体療法に進もうと思っても、発生届が出ないと次に進めず保健所は病院搬送用の自動車を出せないそうです(このへん、お役所的~)なので、当日診療後、深夜まで残務して何とか当日中に発生届は間に合わせてます、届け!と念じつつ。
開業医側もハイリスク者はなるべく早く発生届を出す(軽症者は後回しにしても)。そうしないと中和抗体療法のタイミングを逃す方や自宅待機中に悪化する高齢者が今後出てくるのではないかと危惧しています。