毎年2月は『全国生活習慣病予防月間』 ‟多くの人・こと・ものにつながる”テーマにWeb講演会公開中 日本生活習慣病予防協会

 日本生活習慣病予防協会は、毎年2月の『全国生活習慣病予防月間』にちなんで、「こころの密を育てる―ネガティブになりがちな今だから‟多くの人・こと・ものにつながる”」をテーマとしたWeb講演会を公開している。視聴は無料、登録不要で、抽選により120名にプレゼントが贈呈される。 
 全国生活習慣病予防月間の今年のテーマは、日本生活習慣病予防協会の健康スローガン『一無、二少、三多』(無煙・禁煙、少食、少酒、多動、多休、多接)より「多接」(多くの人、こと、ものとつながる!)」だ。
 市民公開講演会は、全国生活習慣病予防月間2022公式サイトで公開している。加えて、同公式サイトでは、スローガン川柳公募受賞作品とポスター・リーフレット、「一無、二少、三多ピクトグラム」の公募受賞作品(1月23日発表)も公開している。
 市民公開講演会の第1部「こころの密を育てる」では、認知行動療法の第一人者である大野裕氏(精神科医)が、ネガティブな気持ちの切り替え方とAIチャットボットによるセルフカウンセリングを紹介。
 海原純子氏(心療内科医・産業医)とのトークショーでは、コロナ禍をきっかけに自分を見つめ直すことの大切さを語っている。
 第2部では、河盛 隆造氏(順天堂大学名誉教授)が認知症の予防をテーマにスポートロジー研究成果を紹介。東京都医師会タバコ対策委員会アドバイザーの村松弘康氏は、新型コロナ重症化予防のための「喫煙・受動喫煙対策」を解説している。講演会プログラム、2022スローガン川柳公募作品、視聴プレゼントの詳細は、次の通り。

【第1部 講演とトークショー】

講演「こころの密を育てる~スマートフォンによるAIセルフカウンセリング~」 Part 1~3
大野裕氏
 コロナ禍で人々の三大ネガティブ感情、「不安」「うつ」「怒り」が高まっていると言われる。これらの課題の解決策として期待されている認知行動変容アプローチと、そこから誕生したAIチャットボットによる「こころコンディショナー」について、認知行動療法の第一人者が解説する。

◆Part 1 ウェルビーイングを高める認知行動変容アプローチ(1)

-ネガティブ感情を切り替える(収録時間10:51)

●Part 2ウェルビーイングを高める認知行動変容アプローチ(2)

―4大感情と認知・行動(収録時間16:08)

●Part3 AIチャットボット「こころコンディショナー」(収録時間14:44)

Special Talk 「コロナ禍をきっかけに自分を見つめ直し、自分らしく生きていく!」 

司会 海原純子氏(心療内科医・産業医、ジャズ歌手、エッセイスト)

 コロナ禍でのストレスが怒りの感情となって、職場や家庭の人間関係に影響し、悩みをかかえているが多い。人間関係の距離の取り方が難しくなり、家庭では距離が短く、会社では距離は離れて、今までは見なくてよかったものが見えてくる。
 その距離感をいかにコントロールしていくのか?コロナ禍をきっかけに自分を見つめ直し、自分らしく生きていく。(収録時間21:39)

■第2部 トピックス講演

講演1 「認知機能低下を防止する生活習慣がわかってきた!」 Part 1、2

河盛 隆造氏(順天堂大学名誉教授、同 大学院スポートロジーセンター センター長)

 これまでに、“やせメタボ”、サルコペニアやフレイルが若年者にも存在するという深刻な実態など、社会的にも大きなインパクトのある研究成果を発信してきたスポートロジー研究。Part1ではスポートロジー研究が明らかにする現代人の生活習慣を、Part 2では高齢者1600人以上を対象とした「Bunkyo Health Study」が紹介される。
 認知症予防戦略の確立は道半ばだが、明らかにされた事実も少なくない。今、何を実践すべきなのか?

◆Part1スポートロジー研究が明らかにする現代人の生活習慣(収録時間13:36)

◆Part 2 認知症の予防に、今、我々ができることをする。それは何か?(収録時間14:50)

講演2「新型コロナウイルスと喫煙・受動喫煙ーいま求められる喫煙対策ー!」

村松 弘康氏 (中央内科クリニック 院長、東京都医師会タバコ対策委員会アドバイザー)

 現在世界中でまん延している新型コロナウイルス感染症と喫煙および受動喫煙の因果関係は、様々な科学的データが集積されてきた。解析が終了した結果から、いま求められる喫煙対策を解説。
 タバコは、なぜ新型コロナをなぜ重症化させるのか。電子タバコなら安心なのだろうか。さらに、現在世界の関心がもっとも高まっているのはブレークスルー感染とタバコの関係はどうなのだろうか。タバコに関する矛盾(スモーカーズパラドックス)の話題が否定されたエピソードなども紹介。(収録時間15:49)

■全国生活習慣病予防月間2022スローガン川柳公募作品

 今年で第12回目となる「全国生活習慣病予防月間2022」スローガン(テーマ「多接」が決定した。今回も2108通、約7000作品の応募があった。

■最優秀作品 

「話せた日 笑い合えた日 素敵な日」(山梨県・41歳・ルーキー)

■優秀作品

「やってみる その気持ちから 若返る」(東京都・71歳・街猿)

「生きがいを 見つけた先に 長寿あり」(群馬県・59歳・たかたか)

「楽しみを 増やした分だけ 健康に」(北海道・17歳・Chiffon)

「いい出会い いい趣味増えて 長寿の道」(滋賀県・65歳・一刀両断)

■ 視聴者プレゼント(抽選、2月28日まで)

1、 『マンガでわかる認知行動療法』(電子版)大野 裕氏著 30名

2、 『「繊細すぎる人」のための心の相談箱 いまよりラクに生きるためのヒント』(電子版)海原 純子氏著 30名

3、 協賛商品詰め合わせ60名

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