ロート製薬は27日、スキンケアUVブランド「スキンアクア」から、年齢と共に変化するオトナ肌のための美容液パック日焼け止めシリーズ「スキンアクア ネクスタ シールドセラム UV エッセンス」「同ミルク」を2月1日より全国のドラッグストア・バラエティショップ・EC サイト等で新発売すると発売した。 ロート製薬では、これまでの日焼け止めとは異なる新しい発想で、環境に配慮した処方設計と同時に高い日焼け止め効果と使い心地の良さを徹底追究。
多くの顧客が手に取ることを目指し、顧客の肌はもちろん、社会の健康を目指した日焼け止め商品の開発に至った。
昨今、日焼け止め化粧品(UV)市場において、アウトドアレジャー目的ではなく日々の紫外線ケアとしてデイリーに使用するスキンケアUVのシェアが伸長。実際、スキンケアの一環として日焼け止めを捉えている人は80%以上を占めている。
また、ロート製薬の研究により、年齢を重ねでシミができやすくなることを確認しており、併せて、自身の年齢にあった日焼け止めを選びたい人は85%にも上る実態が明らかになった。
そこで、スキンケアでエイジングケア商品を選ぶのと同じように日焼け止めも年齢に合わせて選べるように配慮。同時に、新しいアプローチとして研究開発部門のSDGs取り組みを進める中で、環境に徹底して配慮した処方にチャレンジし続けてきた。
その結果、環境に配慮した処方設計でありながら、同時に高い日焼け止め効果と使い心地の良さを徹底追究し、毎日気持ちよく使えるスキンケアUVブランド「スキンアクア」から、オトナ肌のための美容液から生まれた日焼け止め、「スキンアクア ネクスタ」シリーズの誕生に至った。
商品の特長は、次の通り。
①持続型セラムパック処方を採用。
パックのようにムラなく密着。一日中うるおってオトナの肌を守り抜く。持続型セラムパック処方により、肌表面をなめらかに整える。
②こだわりの美容液成分(保湿成分)を配合し、オトナの肌にアプローチする。
保湿成分として、アーティチョークエキス、δ-トコフェロール、メマツヨイグサエキス、セイヨウナシエキス、ヒメフウロエキス、マンダリンオレンジ果皮エキス、ヒアルロン酸 Na、ビタミン C 誘導体 を配合している。
③環境への影響に配慮した処方設計。
環境対応のみならず、高い紫外線カット効果があり使い心地の良い日焼け止めを高い製剤技術で実現。
④強力紫外線カットでシミを防ぎ、オトナの肌を守る。SPF50+、PA++++で最高クラスの紫外線カットを実現。
【ネクスタ誕生の背景 開発ヒストリー】
ロート製薬スキンケア製品開発部 福嶋一宏氏
2016年に、環境へ配慮した日焼け止め商品開発がスタートした。この背景には、SDGs という言葉が徐々に一般化されていく中で、「日焼け止め開発者である自分たちには何ができるだろう」、「自分の仕事を通してもっと社会の役に立てることが無いだろうか」という開発メンバーの想いがあった。
まだ当時は、化粧品の中身の製剤で環境への影響まで考える必要性に対し疑問視する声もありましたが、次世代の化粧品開発にはきっと必要なことだと信じて率先して進めることにした。
そこで、これまで日焼け止めで使用してきた成分一つ一つを改めて見直し、環境配慮した処方設計を徹底的に追求した。だが、高い日焼け止め効果を使い心地の良さとを両立させての製剤化は、非常に難しいチャレンジであった。
実際、処方検討してきた中で様々な課題に直面し、ほぼ完成に至ったところから失敗し、またゼロからのスタートを余儀なくされるケースもあった。途中でくじけそうになりながらも、これまで培ってきた日焼け止め開発のノウハウと新技術の確立により、ようやく活路を見出すことに成功した。
エッセンス、ミルクそれぞれ300以上もの処方検討を行い、遂に完成した正に不可能を可能にした日焼け止めが今回の商品である。
これまで積み上げてきた技術や新しいサイエンスの力で「新しい時代を作る」ことが、私たちBtoCメーカーの責務であると考えている。お客様が毎日使用するものだからこそ、環境への影響や社会の健康まで考えたものづくり、そして何よりもお客様に心から喜んで頂けるものづくりに、これからも真摯に取り組んでいきたいと思う。