武田薬品は20日、Top Employers Instituteにより、グローバルおよび39か国でTop Employerに認定されたと発表した。認定は、世界中で人事に関する優れた方針を導入し、その実践に取り組んでいることが5年連続評価されたもの。
今回、世界で認定された企業はわずか11社で、同社はその1社として名を連ねている。Global認定に加え、4地域39か国においてもTop Employerとして認定されており、従業員が活躍できるような、多様性に富んだ包括的な組織づくりに注力する意思を示すものだ。
Top Employers Instituteは、30年以上前にわたり、人事分野のベストプラクティスを調査するHR Best Practices Surveyを実施し、その結果に基づいて企業・組織を認定している。
同調査は、人事戦略(People Strategy)、職場環境(Work Environment)、採用(Talent Acquisition)、ラーニング(Learning)、ウェルビーイング(Well-being)、ダイバーシティ&インクルージョン(Diversity & Inclusion)を含む、人事および従業員を中心とした施策のすべての側面を評価対象としている。
武田薬品は、倫理と誠実さ(Ethics & Integrity)、価値観(Values)、ビジネス戦略(Business Strategy)、組織と変化(Organization and Change)および働く場としてのブランド力を示すエンプロイヤーブランディング(Employer Branding)の各項目でグローバルに高い評価を受けた。
Top Employer Survey(調査)に参加した同社の39か国では、いずれもTop Employerに認定を受けた。うち2か国は初めての認定となった。
武田薬品がTop Employerに認定された地域ならびに国は次の通り。
◆アフリカ:アルジェリア
◆アジア太平洋:日本、オーストラリア、中国、香港、インド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、韓国、台湾、タイ
◆欧州:オーストリア、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、カザフスタン、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、ロシア、セルビア、スペイン、スイス、トルコ、英国、ウクライナ
◆中南米:アルゼンチン、ブラジル、コロンビア、エクアドル、メキシコ、ペルー
◆中東:イスラエル、サウジアラビア、アラブ首長国連邦
◆北米:米国
◆ローレン・デュプレイ武田薬品チーフHRオフィサーのコメント
Top Employer Instituteから5年連続で認定を受けたことを大変光栄に思う。この10年間で、当社は世界中の人々の健康と、輝かしい未来に貢献することを目指すトップレベルのグローバルなバイオ医薬品企業へと変化を遂げてきた。
武田薬品の現在そして今後の姿も従業員一人ひとりの活躍が会社を成功へと導く原動力となっている。私たちは今後も、さまざまなバックグラウンドを持つ人々がそれぞれの可能性を最大限に発揮できるよう、コラボレーションとイノベーションを促進する組織を構築していく。
◆Top Employers Institute CEOのDavid Plink氏の祝辞
雇用する側にとっても従業員にとっても同様に厳しい年であったが、タケダは世界規模および地域ごとの両面で、従業員に対する総合的な取り組みを実践し続けている。5年連続でのGlobal Top Employerへの認定、誠におめでとうございます。