ランバート・イートン筋無力症候群治療薬 国内でP3試験開始  ダイドーファーマ

 ダイドーグループホールディングス連結子会社のダイドーファーマは6日、ランバート・イートン筋無力症候群(LEMS)治療薬DYD-301(一般名:amifampridine)について、日本国内におけるP3試験を開始したと発表した。
 DYD-301は、ダイドーファーマが、カタリスト社から、日本国内でのLEMS を対象とした治療薬の共同独占的開発・製造販売実施権および独占的商品化実施権の許諾を取得し、日本における治療薬の開発を行っているもの。
 Amifampridine は、すでに欧米においてLEMS を適応症として承認されている医療用医薬品で、カタリスト社が米国でFirdapseの商品名で販売している。
 ダイドーグループホールディングスグループは、成長性の高いライフサイエンス分野をはじめとするヘルスケア関連市場を次なる成長領域と定め、その中でも国内患者数が5 万人未満の難病である希少疾病用の医療用医薬品に着目し、2019 年1月に、ダイドーファーマを設立した。
 希少疾病には未だに効果的な治療の選択肢がないものも多く存在しており、社会的な課題とされている。 ダイドーファーマでは、こうした現状を踏まえ、先天性の希少疾病や、患者数が極めて少ないウルトラ希少疾病などの治療薬開発に取り組んでいる。
 なお、同件による2022年1 月期連結業績予想への影響はない。

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