子どもたちの個性を尊重し“眼の芽”育てる「ロートこどもみらい財団」設立  ロート製薬

 ロート製薬は29日、次世代を担う子どもたち一人ひとりの個性を尊重した未来社会の実現を目指して、すべく、自分らしく探究しようとする心の“眼の芽”を育てる「ロートこどもみらい財団」(所在地:東京都)を設立すると発表した。 近年、子どもたちが置かれている環境下では、各々の個性を十分に発揮させることが難しく、子どもたち自らが自分の個性を見つめ、発見・探究し続けられる“居場所”が少ないと言われている。
 こうした中、ロート製薬では「NEVER SAY NEVER」をコーポレートアイデンティティに掲げ、これまで常識の枠を超えたチャレンジや、「難しいからこそ、あえてやる」という精神のもと世の中に美と健康を届けることに尽力してきた。
 世の中の健康へ挑戦してきた同社の精神をもとに、次世代を担う子どもたちが自身の可能性を信じ、自分らしく探究しようとする心の「眼の芽」を育てることで、誰もが生き生きと暮らせる「ウェルビーイングの実現」に貢献したいという理念の下、「ロートこどもみらい財団」の発足に至った。
 同財団では、現在の教育制度の下では十分に力を発揮しづらい子どもたちなどに対して、コミュニティづくり、アイデア実現に向けた助成金とメンタリングの支援による実践的な学び、多様な領域の専門家や技術に触れ自身のスキルやアイデアを磨くプログラムの提供などを実施する。
 自らの個性を見つめ、発見・探究し続けられる“居場所”の提供により、不透明な未来社会を生きる子どもたちが自分の進むべき道を見据え、本来の力を信じ挑戦しつづけられる「ウェルビーイングの実現」に貢献していく。
ロートこどもみらい財団のコンセプト、運営体制とプログラム、応募方法、今後のスケジュールは、次の通り。

◆ロートこどもみらい財団のコンセプト
1.「生き方の多様性」を育む
多様な生き方を尊重し、育むことのできる“居場所”と挑戦できる機会を提供する。
2.探究の「眼」を育む
自らの探究心にもとづく学びをきっかけとして、更に広い世界を探究したくなる「眼」を育む。
3.心身に宿る「再生力(Resiliency)」を育む
自分らしさを発見・探究し、心身に宿る本来の力を信じ、自身の「再生力(Resiliency)」を呼び覚まして高める。

◆運営体制とプログラム
子どもたち(眼の芽×Fellow=ME-LLOW「メロー」と呼称)のコミュニティ「ロートシップ」の中で、自分らしさの探究とそれを磨く機会をサポートする。メローはアイデアを実現するための「ファンディング」やアイデアを磨く「プログラム」への応募ができる。
①ギャザリング
様々な興味関心を持つメロー同士の触れ合いや、さまざまな分野の専門家の話を拝聴できる。主にオンライン上での交流イベントを開催する。
②ファンディング
頭の中にあるアイデアを実現するため、関連する分野の専門家によるメンタリングや必要な資金の提供によりサポートしていく。
③プログラム
多様な領域の専門家の人とともに、広い世界の中にある学問や技術などに触れ、自分のアイデアやスキルを磨きながら学べる。

◆応募方法
10 月 1 日オープンのWEB サイトより「メロー」に登録できる。
 対象年齢は、小学3年生〜高校3年生(8歳~18 歳)

◆今後のスケジュール

  • 10 月 1 日~
    「メロー」登録開始
    サポート内容等の説明会を実施予定
  • 12 月~(予定)
    「ファンディング・プログラム」募集開始
  • 来春(予定)
    「ファンディング・プログラム」開始
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