2025年日本国際博覧会協会は1日、10月1日から開催される「2020年ドバイ国際博覧会(ドバイ万博)」の期間中、日本館で2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の魅力を発信する展示を実施することを明らかにした。
大阪・夢洲の万博会場の模型や万博の魅力を紹介する映像を活用した展示を通じて、ドバイ万博を訪れる各国や国際機関の賓客、来場者に対して大阪・関西万博の概要を伝え、積極的な参加(出展・参画・来場)を促していく。
同展示は、日本館全体の展示内容と一貫したストーリーの中で展開するもので、Scene6として位置付けられている。日本館を運営する経済産業省、参加機関である独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)等とも連携し、日本および大阪・関西万博の魅力を最大限に高め伝えていく。
ドバイ万博日本館での大阪・関西万博の魅力発信展示の概要は次の通り。
■展示期間 2021年10月1日~2022年3月31日
■展示会場 ドバイ万博日本館 1階(the ground floor)部分 約150㎡
■Scene6の展示タイトルと発信するメッセージ
・展示タイトル
「いのち輝く未来社会のデザイン Expo 2025 Osaka, Kansai, Japan」
・発信するメッセージ
2025年に日本で開催される「大阪・関西万博」のテーマ。世界中の人々のアイディア、アクション、チャレンジが出会い、融合していく。さぁ、いのち輝く未来へ踏み出そう。私たちのメッセージが次の万博をかたちづくります。
■内容
① 夢洲会場模型と②大型スクリーンエリア
・実際の模型により会場デザインやレイアウトを紹介し、会場イメージを共有する。
・模型には大型スクリーンの映像に合わせて、天井からのプロジェクションマッピングによる演出を行う。
・大型スクリーン(縦2.2m×横7m)では、大阪・関西万博のテーマやコンセプト、CGによる会場イメージの演出で大阪・関西万博を印象付け、開催地である関西の地域性も表現する。
<映像内容>
・2025年に向けて動き始めているアンバサダーやプロデューサーのメッセージ
・会場で実証・実装される「People’s Living Lab(未来社会の実験場)」の取り組み
・今すぐに誰もが参加できる「TEAM EXPO 2025」の取り組み など
③ 関西広域PRエリア
・関西の魅力的な体験を、「いのち」という視点から企画、構成し、紹介する。
・大阪・関西万博ロゴマークとの一貫性を意識し、セルが弾む高揚感あるデザインで、複層的にグラフィックを配置し、映像も活用して関西の魅力を伝えていく。
④ メッセージ入力エリア
・日本館全体の展示の結びとして、一人ひとりがアイデアを出し、未来社会に向けてメッセージを投稿することにより、大阪・関西万博への参加の一歩となる事を体験してもらうエリアだ。
<企画構成>
・日本館貸出スマートフォン内の専用アプリや、ドバイ万博開幕に合わせて開設される特設ウェブサイト「循環 JUNKAN -Where ideas meet-」を活用して、世界中の人々の想いが共有され、蓄積された情報が誰かを刺激し、次のアクションを呼び起こす仕掛け
・メッセージ投稿により、誰もが、気軽に社会課題解決に向けたアクションを起こせる場
・アイデアの実践例として、「TEAM EXPO 2025」プログラムの取り組みを紹介
・ドバイ万博の会期中、誰でもいつでも参加することができる
※このエリアの展示は、2020年ドバイ国際博覧会日本館との共同プロジェクトである。
■参考
2020年ドバイ国際博覧会
会期:2021年10月1日~2022年3月31日(182日間)
開催地:UAE(アラブ首長国連邦)ドバイ
会場面積:438ha
参加国:192か国以上の参加国
想定入場者数:約2500万人
メインテーマ:「心をつなぎ、未来を創る」
ジャパンデー:2021年12月11日