おでこのシワは50代前半に曲がり角 日本人の女性年代別シワ変化解析  ロート製薬

 ロート製薬は19日、アオハルクリニック(東京都)との共同研究により、約1000名の女性の素肌画像を用いて、額部のシワの年代別推移を統計的に評価した結果を明らかにした。
 発表によると額部のシワは、50代前半で大きな変化があることが分かった。ロート製薬では、経営ビジョンに「Connect for Well-being」を掲げ、重点領域の一つである「スキンケア化粧品」において、お客様の Well-being につながる研究開発を進めている。同社では、この知見を応用し、今後も症状や年齢に応じたエイジングケア製品の提案を行っていく。
 一般的にシワはシミに並ぶ大きな肌のエイジング悩みとなっており、50代の半数以上が目元・口元だけでなく、年齢印象に直結する額部や眉間のシワまで悩んでいることが分かっている。
 特に、額部のシワの対処法として、50代以上の女性の約4人に1人が前髪をつくることでシワを隠しており、さらに約半数の方が額部のシワのせいで、髪型が制限されると感じていることが分かった。
 これらの結果から、額部のシワは、見た目年齢に大きな影響を与えるだけでなく、自分の好きな髪型にできないなどの「自分らしさ」にも影響を及ぼしていると考えられる。

額部のシワへの対処法

①前髪で隠す 23.0%  ②紫外線対策を行う 19.4% ③シワへの効果が期待される化粧品を使う

18.9% ④顔や頭のマッサージを行う 16.8%


 これまでに額部のシワについては、紫外線による形成促進や対人印象への影響などが報告されている。だが、年代別での額部のシワの変化を、統計的に評価した検討はほとんどない。
 今回、より年代や症状など顧客に寄り添う最適なエイジングケア製品の開発のために、約1000名の女性の素肌画像を用いて、額部のシワの年代ごとの変化について検討した。
 具体的には、20~60代の日本人女性 969 例の素肌画像を用いてシワを評価・解析被験者の額部のシワについて 3 名の評価者が独立して 9 段階のグレード評価を行い、Steel Dwass 検定を用いて解析を実施した。(グレード 0~8、数値が高いほど深いしわがある)

額部のシワは50代前半で「曲がり角」がある

 解析の結果、40代後半群と50代前半群の平均シワスコアのみに有意な差があることを確認した。このことから、50代前半に額部のシワに曲がり角が存在することが分かった。


 すなわち、この時期に見た目年齢が大きく変わり、髪型などの「自分らしさ」が制限される可能性が高いことが分かった。今後、ロート製薬では、同研究結果を基に、年齢に応じた満足度の高いエイジングケア製品の開発につなげ、自分らしく活き活きと生きる顧客の Well-being を実現していく。

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