モデルナ社の新型コロナワクチン 国内製造販売承認取得  武田薬品

 武田薬品は21日、モデルナ社の新型コロナmRNAワクチン(モデルナ筋注)が、厚労省より製造販売承認を取得したと発表した。医薬品医療機器等法第14条の3に基づく特例承認として取得したもの。
 同承認は、米国で実施されたモデルナ社のP3相試験の結果と同様の免疫反応が得られた、日本で実施しているモデルナ筋注の安全性および免疫原性を評価するP1/2相試験の結果に基づいている。
 武田薬品は、日本国内においてモデルナ筋注をすみやかに供給開始する。今回の製造販売承認取得は、昨年10月に発表した、2021年前半より日本国内でモデルナ筋注5000万回接種分の供給を目的としたモデルナ社ならびに厚労省との三者間の契約に基づきなされたものだ。
 なお、武田薬品はノババックス社の新型コロナウイルス感染症ワクチン候補(開発コード:TAK-019)を日本において開発、製造、供給を担うためノババックス社とも提携している。
 武田薬品は、厚労省ならびに日本医療研究開発機構(AMED)より、モデルナ筋注ならびにノババックス社が開発中の新型コロナウイルス感染症ワクチン候補を日本国内において開発・供給するための助成を受けている。

 ◆武田薬品グローバル ワクチン ビジネス ユニット のプレジデントのラジーヴ・ヴェンカヤ氏のコメント
 今回の承認は、日本のパンデミック対応への当社の取り組みにおいて重要な一歩となった。モデルナ社のワクチンは、今までに安全性と有効性において有用なプロファイルを示しており、日本においても接種が可能となったことを大変嬉しく思う。

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