新型コロナVLPワクチンがP2/3試験で好結果  田辺三菱製薬

 田辺三菱製薬は19日、連結子会社のメディカゴ社で開発中の新型コロナVLPワクチン(開発番号:MT-2766)について、P2/3験の第2相パートで良好な中間結果が得られたと発表した。メディカゴ社とグラクソスミスクライン社(GSK)が共同で、現地時間の18日に公表したもの。
 メディカゴ社が新型コロナ感染症予防をめざして開発を進めているMT-2766は、GSKのアジュバントを併用した植物由来のウイルス様粒子(VLP)ワクチンである。
 同第2相パートの中間結果の概要は、次の通り。
◆被験者:カナダ・米国の18-64歳の男女健康人および65歳以上の高齢者 各群最大306例
◆用法用量:VLPワクチン3.75μgとGSK社のアジュバントを併用し21日間隔で2回投与
◆評価項目:免疫原性と安全性
◆試験結果:成人と高齢者で同程度の抗体反応が確認され、COVID-19回復患者の10倍以上の中和抗体価が確認された。また、重篤な副反応は確認されなかtった。
 MT-2766は、現在、約3万人を対象としたP3をカナダ、米国、英国、ブラジルで実施しており、今後も順次実施国を追加する予定である。

タイトルとURLをコピーしました