塩野義製薬は28日、投資単位の引下げに関する方針として、今後の株価や株主数の動向、当社株式の流動性の状況、費用対効果等を総合的に勘案し、引き続き慎重に検討していくと発表した。
同発表は、本年3月31日時点において同社株式の最近の投資単位が50万円以上であることから、東京証券取引所が定める有価証券上場規程第409条(投資単位の引下げに関する開示)に基づき行ったもの。
投資単位の引下げについて同社は、「株式投資単位の引下げが株式市場の流動性を高め、また、広範な投資家層の参加を促すための有効な施策のひとつである」との認識を表明している。
現在、同社株式は1単元100株で市場取引されており、多くの株主が保有している。従って、投資単位の引き下げについては、「引き続き慎重に検討する」方針を示している。