小野薬品は28日、前回発表(2020年5月12日)の2021年3月期期末配当予想を1株当たり5円増配の27円50銭に修正したと発表した。これにより、中間配当と合わせた年間の配当金は、1株当たり50円となり、前期と比べて5円増配となる。
小野薬品は、株主に対する利益還元を経営の重要政策の一つと位置づけ、中長期的に安定した額の配当を継続できるよう努めるとともに、業績に応じた成果の配分を行うことを基本方針としている。
2021年3月期は、オプジーボ点滴静注が期初予想を大きく上回って推移するとともに、ロシュ社とのPD-L1抗体関連特許に関するライセンス契約締結に伴いロイヤルティ・その他収益も期初予想を上回り、2020年10月29日および2021年2月1日に連結業績予想を上方修正した通り堅調に推移している。
今回、同社基本方針に基づき、また通期業績予想及び財務状況等を総合的に勘案し、前回発表の期末配当予想を1株当たり5円増配の27円50銭に上方修正した。