2021年3月期通期連結業績予想を上方修正  大日本住友製薬

 大日本住友製薬は23日、最近の業績の動向を踏まえ、2月12日に公表した2021年3月期通期連結業績予想を次の通り上方修正した。(カッコ内は、前回発表予想)
 売上収益5160億円(5150億円)、コア営業利益696億円(630億円)、営業利益712億円(490億円)、当期利益368億円(90億円)、親会社の所有者に帰属する当期利益562億円(270億円)、基本的 1 株当たり当期利益141.46円(67.96円)

 業績予想を上方修正した理由については、売上収益は、連結全体で概ね堅調に推移した結果、前回発表予想から10億円増の5160億円に修正した。
 増収に伴う売上総利益の増加に加え、研究開発費等の減少を見込むことから、コア営業利益は、前回発表予想から66億円増の696 億円に修正した。
 営業利益は、前回発表予想で織り込んでいた減損損失のうち、抗がん剤として開発中のTP-0903について、開発計画を見直した結果、仕掛研究開発の減損損失が発生しない見込みになったこと等から、222億円増の712億円に修正した。
 また、金融収益・費用において、前回発表予想では、円高に伴う為替差損の発生を見込んでいたが、期末日にかけて円安が進み為替差益の発生を見込むことから、当期利益は前回発表予想から278億円増の368億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は、292億円増の562億円に修正した。

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