医療向け高精細術野カメラシステムモバイルと術野カメラ用自由雲台新発売  ウィンテクノ

使用イメージ写真

 ウィンテクノは7日、医療向け高精細術野カメラシステムを搭載したまま、自由自在にMOBILEするロングアーム付きカート「術野くんPRO」と手動カメラ自由雲台「PAN BOY」を15日に新発売すると発表した。
 「術野くんPRO」は、ガススプリングによる高さ調整機能と、3つ折りアームによる折りたたみ機能を特徴とするロングアーム付きカート。通常使用時は、十分な高さと長さ、安定性を有するが、搬送時には、高さや幅を短縮することで、ドアやエレベーターを障害としない。


 医療向け高精細術野カメラシステム(カメラ、雲台、コントローラー、レコーダー、PC等)を搭載したまま、オペ室間の移動や、別のフロア、別の建物に移動して使用できる。
 ハンドル部分は、ステンレス素材を採用し、そのままオートクレーブ滅菌対応可能な上、オプションの滅菌ハンドルカバーを装着して使用できるため、手術中のアーム操作も可能である。
 また、手動カメラ自由雲台「PAN BOY」は、電動雲台の動きをボールジョイントにより再現し、手動でも容易に位置の微調整が可能で、ガッチリロックできる。
 一般的に術野カメラシステムは、オペ室の固定設備として、天吊りアームにて撮影する。そのため、アーム支点が固定となり、様々な手術様式(術者の立ち位置、患者の体位等)に合わせての位置調整が困難であった。さらに、天吊りアームでは、設備が高額になり、複数のオペ室に設置できず、他のオペ室で使用できなかった。
 同社は、これまでのモニターアームやカートの販売経験から、術野の高画質撮影をフレキシブルにすることを目指し、カートで任意の位置に設置でき、好みの方向からの撮影が可能な「術野くんPRO」を開発した。術野カメラシステムが任意の位置からの撮影を可能にし、高額で使いたいのに使えないという医療従事者の不満を解消、術野カメラの普及のために院内で運用しやすい装置を導入し易い価格で提供している。

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