XRの医療応用情報発信およびVR活用の情報提供開始  大日本住友製薬

 大日本住友製薬は1日、医療関係者とのコミュニケーションの円滑化を目的としたXR(Extended Reality:仮想空間技術の総称)の医療応用に関する情報発信およびVR(Virtual Reality)を活用した新たな情報提供活動を開始したと発表した。
 XR活用の取り組みの一環として、同社医療関係者向けサイトにおけるXRの医療応用に関する情報発信および MRによる VRを活用した新たな情報提供活動を開始したもの。
 今回開始した取り組み内容は次の通り。
(1)医療関係向けサイトでの「medical XR – 最新技術によって実現可能になる医療-」の公開
 本年3月より当社医療関係者向けサイト(https://ds-pharma.jp/)に「medical XR – 最新技術によって実現可能になる医療- 」を公開した。今後、医療分野で活用されている XRの最新事例や論文、各技術の特徴などを随時紹介し、医療とXRが患者と医療関係者の双方にとって価値あるものになるように貢献していく。

(2)MR による VR を用いた情報提供活動の開始
 本年4月よりパーキンソン病およびレビー小体型認知症の情報提供において、MR による VR を用いた情報提供活動を展開する。
 パーキンソン病およびレビー小体型認知症は、症状によっては患者本人のみならず、家族をはじめとした介助者の日常生活にも大きな影響をもたらす。治療により生活の質を向上させるには、患者・介助者が病状を理解し、医療関係者と共通認識による円滑なコミュニケーションを図ることが重要である。

MR による医療関係者への情報提供イメージ


 大日本住友製薬は、その一助として、①と②の 2つのコンテンツで情報提供を開始した。今後もコンテンツを充実させていく予定である。
 ①パーキンソン病およびレビー小体型認知症患者の運動症状および介助者の介助動作を、患者本人と介助者の視点で体験できるコンテンツ
 ②パーキンソン病およびレビー小体型認知症に伴うパーキンソニズムの複合的な神経活動と、その治療薬である「トレリーフ」の作用メカニズムを医療関係者にわかりやすく伝えるコンテンツ
 大日本住友製薬は、今後も健やかな社会の実現を目指して、XR 活用の取り組みを推進していく。

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