一部一般用医薬品などHypera Pharma社への譲渡完了  武田薬品

 武田薬品は1日、Hyper Pharma 社」)へのラテンアメリカにおける一部の医療用医薬品のポートフォリオの8億2500万米ドルでの 譲渡を完了したと発表した。同譲渡契約は昨年3月に公表されたもの。
 今回の譲渡対象には、武田薬品のGrowth & Emerging Markets Business Unit が担当するブラジル、メキシコ、その他の中南米諸国およびカリブ海諸国における一部の一般用医薬品、医療用医薬品が含まれる。
 譲渡の対象となる製品群は、対象国において引き続き患者ニーズを満たす重要な役割を担うが、武田薬品の長期的成長を牽引する 主要ビジネスエリアには該当しない。
 譲渡対象製品の販売に携わる約300名の同社従業員は、譲渡完了時に移籍する予定だ。武田薬品は、Hypera Pharma社との製造供給契約の一環として、引き続き譲渡対象製品を独占的に製造する。
 同社は、同譲渡で得られる資金を引き続き負債の減額に充て、2021年度から2023年度に純有利子負債/調整後EBITDA倍率を2倍にする目標に向け、レバレッジ低下を加速させていく。
 武田薬品は、2019年1 月以降現在まで、売却合意した案件を含め11案件で合計最大約116億米ドルの売却について公表し、2020 年にノン・コア資産売却目標である100億米ドルを超過した。

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