ティーペックは19日、既存のストレスチェックサービスにおけるカウンセリング、フォローアップ面談、組織分析報告会、各種研修・セミナー、職場改善ワークショップ等のサービスが、すべてオンラインで提供できるようになったと発表した。
Withコロナ時代に対応したストレスチェックサービスにバージョンアップしたもの。検査項目は、厚生労働省が検査の標準項目の参考とする「職業性ストレス簡易調査票」(57問)および「新職業性ストレス簡易調査票」(80問)を採用。
企業・団体の規模、グループ・組織形態等お客様のニーズに対応して、複数のストレスチェックプログラムを提供できる体制をとっている。
また、ストレスチェックの実施のみでなく、組織分析と結果報告、高ストレス者やその予備軍となる従業員の積極支援、そして企業・団体に対する組織・職場の改善サポートに至るまで、同社の30年以上のEAPサービスの提供実績をもとに、予防から改善の領域をワンストップで総合的にサポートする。
T-PECが提供するストレスチェックの3つの強みは次の通り。
1.心理カウンセラーが徹底サポート
同社に在籍する公認心理師・臨床心理士などの心理カウンセラーおよび日本全国を網羅するカウンセリングネットワークを支える心理カウンセラーが、ストレスチェックの高ストレス者や高ストレス組織の管理職はもちろん、コロナ禍などで悩みや不安を抱える従業員と対応する人事・労務担当者の総合的なサポートを行う。
2. 診断結果を最大限に活かした効果的な施策
ストレスチェックを実施すれば、様々な課題が浮き彫りになる。ティーペックは、長年のEAPサービスの提供実績をもとに、心理の専門家によるコンサルテーションや組織分析結果に則した様々なソリューションの提案など、充実した支援体制を整えている。
◆分析
同社の持つ年間80万名のストレスチェック分析データに基づき、各企業・各職場の課題を抽出・分析する。また、年間約100万件の健康・メンタル相談の対応実績を活かして、本質的な課題や問題点を浮き彫りにする。
◆改善提案
これらの分析に基づき、各企業・団体ごとに最適な改善策を提案する。分析結果から見えた課題・問題に対し的確な改善テーマを示した上で、業種業態に合わせた効果的で現実的な施策を提供する。
◆施策例
<従業員サポート>
・ フォローアップ個別面談
・ カウンセリング・相談サービス(電話・面談・オンライン・Web)※外部相談窓口
・ 教育・研修プログラム
・ 医師面接アテンドサービス、など
<組織・職場サポート>
・ 高ストレス組織・職場へのサポートプログラム
・ 職場環境改善ワークショップ
・ 管理監督者向けマネジメントコンサルテーション
各種研修プログラム(ラインケア・セルフケア・ハラスメント) など
3.<Withコロナに対応する支援体制>オンラインを駆使したサービス設計
コロナ禍による感染リスクやクラスターの発生を可能な限り抑制して、安心して利用できるようにするため、各サービスのオンライン対応を強化した。
・オンラインカウンセリング、
・オンラインフォローアップ面談
・オンライン組織分析報告会
・研修・セミナー・ワークショップ等のオンライン実施
コロナ禍では、職場の対人関係によるストレスや心身の不調に関する相談に加えて、3密回避を求められることで生じた働き方や生活の急激な変化への対応がストレス要因となっている。
コロナ禍で「死にたい」を口にする相談が前年比50~70%増
同社の心理相談では、次の傾向が見られた。
・2020年7月は、過去最も多い心理相談件数を記録した。
・「死にたい」を口にする深刻な相談が前年比150~170%と増加している。
・全体では、新型コロナウイルス感染拡大前と比較して約2割増の相談があった。
今後は、誰もが心に不安を抱えていることを前提としたメンタルヘルスケアが必要である。企業は潜在化している従業員のストレスリスクに対して積極的な施策が求められている。長期化するコロナ禍での環境を見据えたT-PECのストレスチェックの有用性が期待される。