コロナ禍の暮らしサポートで空間の香りコレクション発売  ロート製薬

 ロート製薬は1日、同社が運営をする「BÉLAIR LAB(ベレアラボ)」が、自宅やオフィス、車の中など空間で使用する香りを13種類開発し、ルームフレグランススプレーと室内芳香油として発売すると発表した。
 ルームフレグランスミニスプレーが5本セットになった「ディスカバリーセット」を1日より、ルームフレグランススプレーと室内芳香油を来年1月18日より、それぞれAmazonで発売する。
 新型コロナウイルスの感染拡大により、ライフスタイルが大きく変わり室内で過ごすことが増える中、上質な香りで空間を満たすことで感性を刺激し、日々の暮らしを豊かにするアイテムだ。
 「BÉLAIR LAB」は、2019 年5月にロート製薬の新規事業としてオープンした。これまで感覚で語られてきた香りを感性デザインという手法で科学的に検証し、製品開発や生産性向上に活かしていくオープンイノベーションラボである。
 同社は120年以上、美と健康を届けてきたが、日々変わる社会において心も身体もイキイキと過ごすための一つとして、香りの可能性を追求している。
 すでに日本フットボールリーグ(JFL)「いわき FC」のサッカー選手に対し、香りを用いてパフォーマンスを向上させるための実証実験や、三井不動産の法人向け多拠点型サテライトオフィス「ワークスタイリング」向けに集中して仕事ができる環境のためのオリジナルの香りづくりを行うなど、プロフェッショナルの活動を支える香りのプロデュースを行ってきた。
 リモートワークや外出自粛など室内で過ごす時間が増え、場面や気持ちの切り替えがなかなか難しい昨今、同社では香りが感性を刺激し、一人ひとりの気持ちや活動をサポートできればと考え、商品発売に至った。
 BÉLAIR LABは、「香り」の価値を再発見し、新しいチャレンジをするブランドだ。フランス語で「美しい空気」という意味の「BÉL AIR(ベレア)」と実験室を意味する「LAB(ラボ)」を組み合わせ、香りの持つ多様な価値を科学的に実証し豊かな社会づくりに取り組む、香りに特化したクリエイティブラボであることを示している。


 空間の香りのエキスパートで「香りの発明家」として知られるフランス人調香師クリストフ・ロダミエルをチーフ調香師として迎えた。最上級のフレグランス技術とベレアラボの科学的な研究とを組み合わせるというユニークなアプローチで、こころの充足を求める時代にふさわしい上質な香りを生み出すことに専念している。
 ルームフレグランススプレーと室内芳香油のボトルには、陶器のようなマットな質感のイタリア製ガラスボトルを採用。ユニセックスで使えるシンプルなデザインの中にも手になじむやわらかな質感と凛とした佇まいで、愛着のわく空間にやさしく寄り添う。
 ディスカバリーセットは持ち運びにも適したミニサイズのガラスボトルで、アトマイザー感覚で使える。ひとつひとつの香りの個性ごとに異なるタイポグラフィーデザインでラベリングしている。

調香師クリストフ・ロダミエルによって選び抜かれた、フェアワイルド認証やフォーライフ認証を取得した貴重でハイグレードな香料を積極採用し、サステイナブルな香りづくりを行っている。日本人の生活文化や感性に響く、自然とのつながりを大切にしたフレッシュな香りをふんだんに取り入れた。
 室内にいながらも外の緑との繋がりを感じさせてくれるグリーンの香り「RELIEVING GREEN(リリーヴィング グリーン)」、サステイナブル香料である生のジンジャーをたっぷり使ったフレッシュで華やかな気持ちになれる「PURIFYING GINGER(ピュリファイイング ジンジャー)」、繊細なタッチの絵画を眺めているような優しい気分になれる、ホワイトティーとピオニーを組み合わせた「SMILING TEAONY(スマイリング ティオニー)」などをはじめとする13種類の香りを用意している。

 12月18日~19日の 2 日間、表参道 441 (ヨンヨンイチ)で、期間限定のポップアップイベントを行う。調香師クリストフ・ロダミエルの活動拠点であるニューヨークとベルリンのアートシーンで話題となった、香りのアート展「Emotions」が表参道にやってくる。クリストフの香りと東京で活躍するアーティスト達がコラボレーションする。ここでしか体感できない五感体験が楽しめる内容になっている。
 また、会場内では全13種の香りをいち早く体感できるとともに、12 月 1 日よりオンライン限定での発売となるディスカバリーセットを販売する。

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