ゼジューラ 薬価収載前の倫理的無償供給プログラム開始   武田薬品

 武田薬品は25日、卵巣がん治療剤として厚労省から製造販売承認を取得した「ゼジューラ」について、同剤がが薬価収載されるまでの間、無償で提供する倫理的無償供給プログラムを開始すると発表した。 現時点では標準治療がなく治療選択肢が極めて限られている 同剤対象患者の緊急の要望に応えることを目的としたもの。ゼジューラの使用に際して必要となる相同組換え修復欠損( homologous recombination deficiency : HRD) 診断薬「myChoice CDx」による検査結果についても無償で提供する。
 武田薬品は、現時点では標準治療がなく治療選択肢が極めて限られている「白金系抗悪性腫瘍剤感受性の相同組換え修復欠損を有する再発卵巣癌」の患者の緊急の要望に応えために、厚生労働省の定める「保険外併用療養費制度」のもと同プログラムを実施する。
 同プログラムは、適正使用の観点より、ゼジューラの開発治験参加医療機関等に限定して、承認された効能・効果、用法・用量に従ってのみ使用すること、また同プログラム施行期間中に武田薬品が実施する市販直後調査に準じた活動を含む適正使用推進等の各種安全対策に協力することを条件に実施する。
 また、同プログラムは製造販売承認取得日以降速やかに開始し、薬価収載前日に終了する。

タイトルとURLをコピーしました