FETROJA 米国メディケア患者対象のNTAPに適用  塩野義製薬

 塩野義製薬は4日、新規のシデロフォアセファロスポリン抗菌薬FETROJA(cefiderocol)について、米国保険・福祉省内のメディケア・メディケイドサービスセンター(CMS)により、New Technology Add-on Payment(NTAP)の適用になったと発表した。同適用により、入院治療におけるFETROJA使用費用の最大75%が病院に償還される。
 NTAPは、CMSによる新たな医療技術の導入を推奨するためのメディケア患者を対象とした入院治療費の病院への償還制度だ。2019年に、生命に関わる重篤な疾患に対する製品については償還額が最大50%から75%に引き上げられた。
 今回のNTAPの適用により、本年10月1日から2~3年の間、FETROJAの使用により増加する医療費の最大75%が病院に支払われる。CMSは、FETROJAの治療を受けた患者1人あたり、最大で7919.86ドル支払うことを決定した。
 FETROJAは、世界保健機関(WHO)により最優先の対応が必要であると考えられているカルバペネム系抗菌薬耐性のアシネトバクター・バウマニ、緑膿菌、腸内細菌目細菌に有効性を示す唯一の薬剤である。
 塩野義製薬は、今回のNTAPの適用について「薬剤耐性菌による重症感染症と闘う患者の新たな治療選択肢へのアクセスを可能とするための重要なステップである」との考えを強調している。
 なお、同件が2021年3月期連結業績に与える影響は軽微である。

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