塩野義製薬は9日、世界の代表的なESG(環境、社会、ガバナンス)インデックスである「FTSE4Good Index Series」および「FTSE Blossom Japan Index」の構成銘柄に選定されたと発表した。
「FTSE4Good Index Series」は、ロンドン証券取引所グループの子会社であるFTSE Russell社が開発したインデックスで、環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)の観点から企業の持続可能性(Sustainability)に関する世界基準を満たす企業が選定される。
一方、「FTSE Blossom Japan Index」は、環境・社会・ガバナンスのESG対応に優れた日本企業のパフォーマンスを反映した指数で、業種配分の偏りを抑えた設計になっている。これらのインデックスは、企業のESGへの取り組みに着目する世界の投資家から、重要な判断基準として幅広く活用されている。
今回の選定により塩野義製薬は、世界最大規模の年金基金であるGPIFがESG投資に採用する、全てのESGインデックス(「FTSE Blossom Japan Index」、「MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数」、「MSCI日本株女性活躍指数」および「S&P/JPXカーボン・エフィシェント指数」)の構成銘柄に選定された。
塩野義製薬は、中期経営計画STS2030において、事業活動を通じた持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進している。本年4月には、全社的な取組みを加速、強化するために経営企画部の直下に「サステイナビリティ推進室」を新設した。今後も同社を取り巻く全てのステークホルダーから将来にわたって必要とされる企業目指して、事業を通じてSDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)の達成に貢献していく。