田辺三菱製薬は22日、「働き方カエル宣言」と名付けた7 つの項目に取り組み、より働きやすい職場環境づくりを目指すと発表した。同宣言は、新しい生活様式に則した働きやすい職場づくりの実現を目的としたもの。
同は、本年4 月7 日の緊急事態宣言発令をうけ、ただちに、機能維持要員を除く全従業員を、原則在宅勤務に切り替え、新型コロナウイルス感染症の拡大防止と従業員の安全確保に対処した事業継続に取り組んできた。
この在宅勤務期間中、従業員ひとり一人の思いを受け止めるため、毎週金曜日に「Friday Survey」と名付けた従業員意識調査で、新しい働き方に対するさまざまな意見や、改善に向けた提案が寄せられた。計7回、のべ 1万2228名の従業員が回答した同調査結果をうけ、特に要望が多かった 7 つの項目に対し、「働き方カエル宣言」と名付け、新しい生活様式における、より働きやすい職場環境づくりに、全社で取り組んでいる。
「働き方カエル宣言」の7 つの取り組みは次の通り。
1. 感染予防策の徹底:通勤や勤務形態、オフィス環境の整備を徹底する。
防疫用アクリル板の設置、一部拠点での自転車通勤の許可など
2. 会議の見直し:部署内の会議において、①時間、②回数、③参加者の半減をめざす。
3. 脱ハンコ:今後一年以内に、法令上必要な書類、および社外への提出書類を除き、社内手続きから押印を廃止する。
業務フローのデジタル化による「脱ハンコ」の実現 など
4.ペーパーワークの大削減:今後二年をかけて、①オフィスで保管する紙の8割減、②文書のデジタル化、③各種社内手続き書類の原則電子化に取り組む。
公的文書および経理書類のペーパーレス化 など
5.拠点のサテライトオフィス化:各拠点、営業所等を活用し、サテライトオフィスとしての整備により、通勤時間を削減する。
6.テレワーク環境の整備:ネットワークの強化や関連規則等の整備を通して、テレワークの実効性を上げる取り組みを継続して検討・実施する。
7月1日付けの制度改正で、テレワークの上限回数撤廃(従来の月 5 回から上限なしへ)など
7.「Friday Survey」の継続:新たな働き方への意見やアイデアを引き続き募集し、打ち出した施策の進捗を確認する。