100%再生可能エネルギーでの電力調達目指す「RE100」に加盟     小野薬品

 小野薬品は5日、事業活動で使用する電力について100%再生可能エネルギーでの調達を目指す国際イニシアティブ「RE100」に加盟したと発表した。
 RE100(Renewable Energy 100%)は、気候変動対策を推進する国際環境NGOであるThe Climate Groupが、企業に環境影響の情報開示・管理を促している国際NPOであるCDPとのパートナーシップの下で運営する国際イニシアティブ。
 RE100は、事業活動で消費する電力を100%再生可能エネルギーで調達することを目指す企業で構成されている。
 小野薬品は、「病気と苦痛に対する人間の闘いのために」という企業理念のもと、革新的な医薬品の創製のみならず、持続可能な社会実現へのコミットメントを通して、健康で健全な社会の実現を目指している。
 また、同社は、中長期環境ビジョン「Environment Challenging Ono Vision (ECO VISION 2050)」において製薬業界における環境リーディングカンパニーを目標にしており、「脱炭素社会の実現」を重点項目の一つとして、温室効果ガスの自社排出量を2050年度までにゼロにする目標を設定している。
 今回のRE100イニシアティブへの加盟は、目標達成に向けた重要なステップであり、同社は、小野薬品グループとして再生エネルギーの調達、利用拡大に向けた取り組みをさらに強化していく。
 小野薬品の環境保全に関する主な取り組みと現況は次の通り。
 ◆事業活動で使用する再生可能エネルギー利用目標 目標:2050年までに100%
 ◆2050年に向けた中長期環境ビジョン「Environment Challenging Ono Vision(ECO VISION 2050)」
 「ECO VISION 2050」の実現に向けて、「脱炭素社会の実現」、「水循環社会の実現」、「資源循環社会の実現」の3つを重点項目と定めている。
 「脱炭素社会の実現」に向けた温室効果ガス排出量の中長期目標は、国際的イニシアティブである「Science Based Targets initiative(SBTi)」から科学的根拠に基づいた温室効果ガス削減目標として、2019年6月に承認を取得している。
太陽光発電の導入、グリーン電力証書・J クレジット購入に加え、水力発電由来の電力購入等の取り組みを進めている。

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