新型コロナウイルス感染症 対策北里プロジェクト始動   北里研究所

 北里研究所(東京都)は、「COVID-19(新型コロナウイルス感染症)対策北里プロジェクト」を立ち上げ、感染拡大する新型コロナウイルス感染症に対して、治療薬の早期発見を進めている。
 同プロジェクトは、新型コロナウイルス感染患者の検体に含まれる病原因子(ウイルス)SARSCoV-2 を分離し、同ウイルスに対して国内外既存承認薬のスクリーニングを大規模に実施することで、治療薬の早期発見による患者救命を目的としたもの。
 北里研究所では、こうした世界情勢の中で、今から130年前の1890年、血清療法を確立し、人類の伝染病との闘いに新たな成果を挙げた学祖北里柴三郎からノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智へと続く感染制御の伝統と、学校法人北里研究所の理念に則って行動すべきと判断した。
 研究実施期間は、本年3月19日から2021年3月31 日まで。
 同プロジェクトの実施体制は、北里研究所の叡智を結集し、全学的体制で実施する。プロジェクト代表者を北里生命科学研究所(4月1日より大村智記念研究所に改称予定)感染制御研究センターの花木秀明センター長が、北里大学医学部・北里大学病院のプロジェクト責任者を膠原病・感染内科学の山岡邦宏教授が、北里生命科学研究所(大村智記念研究所)のプロジェクト責任者をウイルス感染制御学I の片山和彦教授がそれぞれ務める。
 なお、同プロジェクトの実施には、多額の研究資金を必要とする。加えて、大規模スクリーニングの実施に際しては、研究資金が多いほど治療薬早期発見につながるため、同プロジェクト促進のための募金活動を実施している。寄付受入期間は、本年3月19日から2021年3月31日まで。

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