電子お薬手帳型PHRシステムで新型コロナ関連情報発信 シミックホールディングス

 シミックホールディングスは17日、同社100%子会社のシミックヘルスケア・インスティテュートが、電子お薬手帳harmo(ハルモ)のスマートフォンアプリケーションで、首相官邸や厚生労働省などの政府機関が公式に発表した新型コロナウイルス関連の情報を集約して発信したと公表した。
 harmoは、シミックグループのヘルスケア事業を担うシミックヘルスケア・インスティテュート株式会社が提供する電子お薬手帳を基盤としたPHR(PersonalHealthRecord)システム。本年3月現在、スマートフォンアプリケーションおよび専用カードを合わせ約40万人の利用者を擁し、全国1万2000軒以上の薬局で利用実績のある、日本で最大級のPHRプラットフォームだ。
 harmoは、個人を容易に特定する情報と健康データとを物理的に分離して管理することで、匿名性を維持したままサービスを介して特定の個人への情報提供・収集を可能とする革新的なテクノロジーを基礎としている。harmoアプリケーションで情報公開を行う政府機関ウェブサイトは、「首相官邸:新型コロナウイルスお役立ち情報」、「厚生労働省:新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」、「観光庁:MultilingualVisitor Hotline」、「法務省:外国人生活支援ポータルサイト(医療)」
 同社は、このharmoの機能を活かして、ユーザーやその家族に適切な情報を届け、少しでも不安の解消や新型コロナウイルスの感染拡大防止につながるよう取り組んでいく。また、シミックグループは、今後もharmoを通じて適切な健康・医療関連情報をタイムリーに提供する。
シミックグループは、1992年に日本で初めてCRO(医薬品開発支援)事業を開始し、今では開発から製造、営業・マーケティングまでの医薬品に関する総合的な支援業務を提供している。また、ヘルスケア事業、診断薬やオーファンドラッグの自社での開発販売等も行い、多様化するニーズに対応している。幅広い経験とCROのパイオニアとして蓄積したノウハウをベースに、独自のビジネスモデルPVC(PharmaceuticalValueCreator)の構築を進め、医薬品事業における付加価値の創生に取り組んでいる。さらに、アカデミアや地方自治体と連携し、ヘルスケア分野の課題解決にも挑戦している。

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