米国コロンビア大など3施設とがん領域研究で提携  大日本住友製薬

 大日本住友製薬は4日、米国子会社のボストン・バイオメディカル社が、がん領域で世界トップクラスの研究力を誇る米国のコロンビア大学、ハーバード大学、ウィスター研究所の3施設とがん領域における研究提携契約を締結したと発表した。
 同社グループのボストン・バイオメディカル社およびトレロ・ファーマシューティカルズ・インクは、同契約に基づき、2019年9月から最大5年にわたり、3施設とともに、種々の治療法における各施設の専門的知識を活用してがんに関する新規創薬ターゲットやプラットフォーム技術を共同で研究を行う。具体的な研究テーマについては、同社グループが各施設と協議し、今後決定する。
 同社グループは、がん領域を研究重点領域の一つと位置付け、日米のアカデミアやベンチャー企業とのネットワーク型創薬を推進している。また、がん研究の最先端エリアである米国マサチューセッツ州ケンブリッジにGlobal Oncology External Innovation Hub を設置し、外部提携活動を強化した。
 今回の米国東海岸を拠点とする世界的なアカデミアとの研究提携は、同社グループのネットワーク型創薬を推進する大きな一歩となる。
 ボストン・バイオメディカル社のSenior Vice President、Head of Global Oncology External Innovationのマムード・マムーディアン氏は、「本研究提携においてアカデミアと当社グループの専門知識を結集し、ユニークなシーズやテーマに取り組むことで、画期的な新薬の創生をを目指したい」と強調する。

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