非小細胞肺がんのオプジーボ・ヤーボイ併用療法P3試験で好結果      小野薬品

 小野薬品は30日、CheckMate -227 試験のPart 1 の最終結果において、オプジーボと低用量のヤーボイの併用療法が、化学療法と比較して、進行非小細胞肺がんを対象に良好な全生存期間を示したと発表した。
 進行非小細胞肺がん(NSCLC)患者のファーストライン治療薬として、オプジーボと低用量のヤーボイの併用療法を評価したP3相CheckMate-227試験のPart1の結果を公表したもの。
 オプジーボと低用量のヤーボイの併用療法は、主要評価項目の1つである全生存期間(OS)を達成し、PD-L1発現率が1%以上の患者において、化学療法と比較して、優れたベネフィットを示した(ハザード比 0.79;97.72%信頼区間:0.65 – 0.96)。
 また、探索的解析の結果、PD-L1発現率が 1%未満の患者においても、オプジーボと低用量のヤーボイの併用療法群は OSを改善した(ハザード比 0.62;95%信頼区間:0.48 – 0.78)。
 併用療法群における 2 年生存率は、PD-L1 発現率が 1%以上の患者および 1%未満の患者のいずれでも40%であった。
 一方、化学療法群における 2 年生存率は、PD-L1 発現率が1%以上の患者で 33%、PD-L1発現率が1%未満の患者で 23%であった。

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