抗アレルギー点眼剤「アレジオン」の共同販売契約締結 田辺三菱製薬と参天製薬

 田辺三菱製薬は20日、参天製薬が製造・販売する抗アレルギー点眼剤「アレジオン点眼液」および、同社が今回承認を受けた抗アレルギー点眼剤「アレジオンLX点眼液」について、参天製薬と共同販売促進契約を締結したと発表した。
 同契約に基づき、これら製品の製造・販売は参天製薬が行い、医療機関への情報提供活動については本年10月1日より両社共同で実施し、田辺三菱製薬は眼科以外の医療機関を、参天製薬は眼科の医療機関を担当する。
 アレジオンLX点眼液は、参天製薬が日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社から導入し、アレルギー性結膜炎の治療を目的として日本で開発した点眼剤。
 日本で2013年から販売されているアレジオン点眼液の高用量製剤である。アレジオンLX点眼液の有効成分であるエピナスチン塩酸塩は、ヒスタミンH1受容体拮抗作用および肥満細胞からの化学伝達物質の遊離抑制作用を有する。アレジオンLX点眼液は、薬剤の眼組織への移行量を高めた持続性向上により、アレルギー性結膜炎の主症状である眼そう痒感および結膜充血を、1日2回点眼で抑制することが国内の臨床試験で確認されている。

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