花王グループは19日、10月の「ピンクリボン月間」を含む、10月1日から11月30日まで、「花王グループ ピンクリボンキャンペーン2019」を実施すると発表した。
同キャンペーンは、花王、花王グループカスタマーマーケティング、カネボウ化粧品、海外子会社のグループ合同の社会貢献活動として行うもの。
乳がんは、早期に発見・治療すれば治癒率が高いにもかかわらず、日本では欧米に比べて検診受診率が低く、乳がんによる死亡率は増加傾向にある。
そこで、花王グループでは、乳がんの早期発見の大切さをより多くの女性に伝えるため、2007年から「花王グループ ピンクリボンキャンペーン」を実施している。
今年のキャンペーンも、「ピンクリボンアドバイザーによるがん教育プロジェクト」の支援を行う。
具体的には、がんを経験したピンクリボンアドバイザーが講師となり、中学校・高校でがんに関する授業を行なう、「ピンクリボンアドバイザーによるがん教育プロジェクト」(主催:認定NPO法人乳房健康研究会*3)への支援を、昨年に引き続き実施する。
講師が自らの経験を踏まえ、がんや乳がんについての正しい知識を伝えることで、学生の健康に対する意識向上を目指す。
同時に、がんに罹患した人が講師役を担うことで、がん経験者の活躍の場としての役割も果たす。
授業を受けた生徒からは、「今までがんについて全然知らなかったが、さまざまなことを知ることができた。周りにどんどん発信したい」、「がん検診の大切さなど、今日教わったことを家族に伝えたい」といった感想が聞かれ、家族や周囲への健康啓発にもつながっている。
また、同グループでは、商品を通じた寄付活動として、生理用品ブランド「ロリエ」ピンクリボン限定デザインのミニパックを発売(売り切れ次第終了)。 10月の1カ月間、ブランドサイトでクリック募金を実施し、売り上げの一部とともに「ピンクリボンアドバイザーによるがん教育プロジェクト」に寄付する。
ピンクリボンキャンペーン期間中には、『カネボウ スキン グロス オイル ウォーター』の国内での販売1個につき100円を、「ピンクリボンアドバイザーによるがん教育プロジェクト」に寄付する。
さらに、カネボウ化粧品の「KANEBO」およびカウンセリングブランド「トワニー」取扱店では、美容部員がセルフチェックの方法を記載したリーフレットと、セルフチェックに使えるオ
イルまたはボディクリームのサンプルを配布する(数量限定)。
海外では、アジア事業展開国の一部とロシアの花王グループ会社で、セルフチェックの方法や乳がんに関する情報を、店頭やデジタルコミュニケーションを活用して伝えていく。