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長期収載品の選定療養施行でも強く望まれる後発品の安定供給

先発品の長期収載品と薬価が最も高い後発品との差額の1/4を選定療養として保険適用外とし、患者に負担を求める長期収載品の選定療養が、10月1日よりスタートした。  長期収載品の選定療養は、ドラッグラグ、ドラッグロスを解消するための一部資金に当...
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後発品メーカーはもっと医薬品製造に対する倫理観と責任感を

国内後発品メーカー最大手の「沢井製薬」が九州工場で製造する胃炎・胃潰瘍治療剤の後発医薬品「テプレノンカプセル 50mgサワイ」について、8年間に渡り安定性モニタリング溶出試験での不正が行われてきたことが発覚した。不正は、同溶出試験を別のカプ...
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‟緊急承認制度”の趣旨に則った審議を 塩野義の経口新型コロナ治療薬「ゾコーバ」

新型コロナウイルスの国内感染者は、22日現在で新たに19万5160人確認され、3日連続で1日当たりの最多を更新した。今後もさらなる増加が予想される。 こうした中、厚生労働省の薬食審・薬事分科会及び医薬品第二部会の合同会議は、20日、塩野義製...
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Column(5)  薬局のあり方改革が加速する 門林宗男 (前兵庫医療大学薬学部教授・元兵庫医科大学病院薬剤部長)

Exif_JPEG_PICTURE  薬局のあり方が変わろうとしている。医薬品・医療機器等の品質・有効性及び安全性の確保に関する法律(薬機法)改正が、大きな影響力を及ぼしていることは間違いない。中でも「薬局のあり方見直し」の4項目、すなわち...
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アストラゼネカは、安全性・有効性の高いワクチン開発に向けてスピーディな対応を

英製薬大手アストラゼネカとオックスフィード大学が共同開発している新型コロナウイルスワクチン(AZD1222)をめぐって、臨床試験の被験者に深刻な副作用の発生が疑われる症例が報告され、全世界的に治験が一時中断された。同治験は、南アフリカでP1...