武田薬品日本オンコロジー事業部では、患者支援団体ならびに医療関係者との協働を通じて、がん患者と家族が医療関係者との適切な対話を通じて最良の治療やケアを選択するための環境整備を目指したアドボカシー活動を展開している。
同活動の一環として、今4日のワールドキャンサーデーに合わせて、天野慎介全国がん患者団体連合会理事長を座長に、ゲストスピーカーとして国立がん研究センター中央病院後藤悌市、ならびに川崎市立井田病院西智弘市を招いて、がん個別化医療が進展するなかでの患者中心の治療選択について考えるセミナーをメディア対象に開催した。
ワールドキャンサーデーは、毎年 2 月 4 日に世界が一体となり、がんに関する意識と教育を高め、社会や一人ひとりが、この疾患に対して行動を起こさせることを目的に、世界各地で様々な取り組みが行われる日である。
また、26日には、日本対がん協会の協力のもとがん患者と家族を対象に、「就労問題」に焦点を当てたがん患者の治療・ケアの選択をテーマにしたシンポジウムを開催した。
武田薬品では、がん治療・ケアの選択について、患者やその家族とともに考えるためのシンポジウムを、9月の「がん征圧月間」ならびに2月の「ワールドキャンサーデー」に合わせて開催しており、昨年実施した第1回シンポジウムでは、日本でも広がりつつある「SDM(シェアード・ディシジョン・メイキング、医師と患者の協働的意思決定)」と「ACP(アドバンス・ケア・プランニング、人生会議)」をテーマに実施した。
武田薬品では、引き続き、がん患者の気持ちに少しでも寄り添い課題解決につながる支援ができるよう、患者支援団体様や医療関係者の協力のもと、アドボカシー活動に注力していく。