武田薬品は25日、 2月最終日の「世界希少・難治性疾患の日」(Rare Disease Day、RDD)に日本各地でRDD日本開催事務局により公認開催される「Rare Disease Day in Japan 2022」(RDD Japan 2022)のさまざまなイベントに協賛すると発表した。
RDDは、希少疾患患者の生活の質の向上を目的に設立された。日本では2010年から開催され、全国各地でさまざまなイベントが実施されている。
希少疾患は、疾患1つひとつの患者数は少ないが、患者数は世界全体で3億人以上と推定されており、約6000種類の希少疾患が存在する。
武田薬品は、希少・難治性疾患の認知度向上と理解の促進になることを期待し、2014年より継続的にRDDに協賛している。
また、一昨年、昨年に引き続き、2月6日にRDD日本開催事務局とシンポジウムを共催する。本年のテーマは「希少疾患当事者にとってインクルーシブな社会を目指して」。
テーマに沿い、さまざまな立場の人々が講演し、講演後はパネルディスカッションを実施する。登壇予定者は、次の通り。
塩瀬隆之氏(京都大学総合博物館 准教授)、小澤 綾子氏(車イスチャレンジユニットBeyondGirls 代表)、結城明姫氏(オリィ研究所 共同創設者COO)。
さらに、2月26日には武田薬品のジャパンメディカルオフィス主催で、武田薬品希少疾患領域患者ケア・アカデミー(Academy of Integrated Patient Care for Rare Diseases、AIPC-RD)を開催する。AIPC-RDは、さまざまな希少疾患の患者、医療関係者、介護者が集まり、患者のQOLを向上させる最善の医療的解決策を届けることを目的としている。