新型コロナ経口治療薬ラゲブリオ 国内でコ・プロモーション契約締結 MSDと杏林製薬

 MSDとキョーリン製薬ホールディングス子会社の杏林製薬は17日、MSDが2021年12月に厚労省より特例承認を取得した新型コロナ経口治療薬「ラゲブリオ」について、日本国内におけるコ・プロモーション契約を締結したと発表した。
 MSDと杏林製薬は、2021年12月に日本国内におけるラゲブリオのコ・プロモーション提携に向けた交渉権について覚書を締結し協議を進めていたが、今回の契約締結により、31日より両社でコ・プロモーションを開始する。
 ラゲブリオは、「新型コロナウイルスによる感染症」を効能又は効果とする国内初の経口抗ウイルス剤。リボヌクレオシドアナログの薬剤として、新型コロナウイルス感染症を引き起こす新型コロナウイルスの増殖を阻害する。
 新型コロナウイルス感染症が蔓延する中、自宅でも服用可能な経口抗ウイルス剤という新たな選択肢が治療の一助になると期待されている。
 MSDは、今後もアンメットメディカルニーズに応えていけるよう、革新的な医薬品とワクチンの開発を進め、人々の生命を救い、人生を健やかにするために取り組んでいく。
 一方の杏林製薬は、重点領域(呼吸器・耳鼻科領域等)におけるプレゼンスの向上と、新型コロナウイルス感染症治療への貢献を目指す。

タイトルとURLをコピーしました