小野薬品は18日、同社筑波研究所に東京ガスのカーボンニュートラル都市ガス(CN都市ガス)を導入するとともに、カーボンニュートラルLNGバイヤーズアライアンスに加盟したと発表した。東京ガスが供給するCN都市ガスの導入は、製薬業界では初めて。
カーボンニュートラル都市ガスは、天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生する温室効果ガスを、CO2クレジットで相殺(カーボン・オフセット)し、燃焼させても地球規模ではCO2が発生しないとみなす液化天然ガス(カーボンニュートラルLNG)を原料とする都市ガスだ。
小野薬品は、「病気と苦痛に対する人間の闘いのために」という企業理念のもと、革新的な医薬品の創
製を通じて、健康で健全な社会の実現に貢献すべく取り組んでいる。
また、中長期環境ビジョン「Environment Challenging Ono Vision (ECO VISION 2050)」を策定し、「脱炭素社会の実現」を重点項目の一つとして、温室効果ガスの排出量(スコープ1+2)を2050年度までにゼロにする目標を設定。今回のCN都市ガスの導入も、目標達成に向けた施策のひとつとなる。
同社では、今後、他の拠点においても、CN都市ガスの導入を検討していく。