世界アンチ・ドーピング機構とドーピング防止に向けた覚書締結  塩野義製薬

 塩野義製薬は4日、世界アンチ・ドーピング機構(WADA、本部:カナダ)と、スポーツにおけるドーピングに該当する医薬品の誤用や乱用の防止に向けた覚書を締結したと発表した。
 スポーツにおけるドーピングは、商業流通している医薬品以外にもまだ広く認知されていない。あるいは検出手法が確立されていない開発段階の化合物が、誤用・乱用されるケースも少なくない。
 ドーピングに該当する医薬品や化合物の誤用・乱用はスポーツ界におけるアスリートの健康や公平な競争精神に被害を与える可能性がある。
 塩野義製薬は、ドーピングに該当する薬の乱用や誤用を防止するWADAの活動に賛同し、同覚書を締結した。同覚書に基づき、同社は、ドーピングに該当する可能性のある自社開発品を特定し、その関連情報をWADAに提供することで、WADAのドーピング防止への取り組みに協力していく。

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