日本における新型コロナワクチン臨床試験を再開 アストラゼネカ

 英アストラゼネカは2日、オックスフォード大学と開発を進める新型コロナウイルスワクチンAZD1222について、日本国内におけるP1/2相臨床試験を再開したと発表した。
 同ワクチンの臨床試験は、英国のP3試験の被験者の一人に、原因不明の横断性脊髄炎とみられる症状が発症したことを受け、 9月6日に自主的に中断されていた。臨床試験の中断は、標準的な評価プロセスに則り、安全性データの第三者委員会および治験を実施している各国の規制当局による評価を可能にするためのもの。
 英国、ブラジル、南アフリカ、インドにおいては、各国の規制当局の確認のもと安全に配慮した試験再開が可能だとして、臨床試験が再開された。
 日本国内においては、アストラゼネカは、英国における評価結果およびこれまでに得られた安全性データを評価し、医薬品医療機器総合機構(PMDA)との協議の上で、被験者の安全性に配慮した形で試験を再開することが可能と判断され、国内P1/2相試験の再開に至った。

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