ロート製薬は25日、同社子会社のエムジーファーマとツルハホールディングス、日糧製パンが、日本初の機能性表示食品のあんぱん「北海道産小麦のつぶあんぱん」を共同開発したと発表した。同品は、9月1 日より、食品の取り扱いを行う北海道、青森県、秋田県、岩手県のツルハドラッグで新発売する。
ツルハは、「顧客の生活に豊かさと余裕を提供する」という理念のもと、地元北海道のみならず全国各地域で顧客の視点に立った店づくりを展開してきた。一方、エムジーファーマは、オリジナル素材「グロビンペプチド(METAP)」を配合した特定保健用食品及び健康食品の「ナップル」シリーズなどの開発を行い、人々の健康に貢献してきた。医薬品や化粧品のみならず、日常的に食べる食品も扱うドラッグストアにおいて、「顧客の健康を食で支えることが出来ないか」と模索していたところ、以前から取り組みを深めていたロート製薬グループエムジーファーマとオリジナル素材「グロビンペプチド(METAP)」を使った食品の開発がスタートした。
日常的に食べる食品の中でも、パンは手軽に食べられることができて生活に取り入れやすいと考え、同じ北海道生まれの企業である日糧製パンの協力のもと北海道産にこだわった小麦や小豆を使った同品の発売に至った。
肥満度の判定には BMIが用いられる。BMI及び生活習慣に関する都道府県の状況によれば、男性(20 歳~69 歳)のBMI 平均値23.8に対し、同品を発売するエリアでは青森県:24.5、岩手県:24.4、秋田県:24.1、北海道:24.0 と高いことが判明した。また、女性(40 歳~69 歳)の BMI 平均値 22.6に対し、青森県:23.2、秋田県:22.8、岩手県:22.6 と北東北地域では高くなっている。
食事で取り入れたエネルギーの余剰分が中性脂肪となって内臓周辺に蓄積すると、生活習慣病の原因でもある内臓脂肪型肥満を引き起こすので、健康づくりにおいて肥満の予防・対策が重要と考えられている。
こうした中、開発された能性表示食品のあんぱん「北海道産小麦のつぶあんぱん」の特徴は次の通り。
日本で初めての「機能性表示食品」のあんぱん
食後の中性脂肪の上昇を抑制するグロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンを含む
原材料に北海道産の小麦と小豆を使用
美味しさが長持ちする「ロングライフパン」