小野薬品は2日、Aitia社(本社:米国)と神経領域における創薬提携契約を締結したと発表した。
同契約に基づき、Aitia社はGDTを構築できるREFS技術を用いて、神経領域における新たな治療標的およびバイオマーカーを探索する。小野薬品は、同提携でAitia社が同定した治療標的に対する医薬品候補について、全世界で独占的に研究、開発および商業化できるオプション権を有する。
REFS技術は、Aitia社が独自に開発した最先端の因果AIを用いた画期的な創薬プラットフォームで、因果AIを用いたシミュレーションにより、患者の臨床情報やオミクスデータを統合的に解析し、従来型の相関AIを用いたデータ解析では見出せなかった新しい治療標的や病態の仮説を因果関係に基づいて予測できる仮想患者モデル(GDT)を構築できる技術だ。
特に、病態解明が進んでいない創薬難易度の高い神経領域においてAitia社のREFS技術を活用することで、これまで発見できなかった新たな疾患メカニズムや創薬標的が見つかることが期待される。
◆勝又清至小野薬品執行役員研究本部長のコメント
当社は、これまで神経領域を含むアンメットメディカルニーズの高い疾患領域で革新的な医薬品の創製に取り組んできた。Aitia社との提携により、最先端の因果AI技術を活用することで、病態が複雑で発症機序解明が進んでいない神経領域で真の治療標的を見出し、革新的な医薬品の創出を加速できることを大変うれしく思う。
今回の提携を通じて、当社の神経領域の開発パイプラインをさらに拡充し、病気で苦しむ患者さんに一日も早く新薬をお届けできるように取り組んでいく。
◆Colin Hill Aitia社最高経営責任者のコメント
神経領域で経験と実績を有する小野薬品と提携できることを大変光栄に思う。私たちの最先端の因果AIを用いたREFS技術を活用することで、従来型AIでは見出すことができなかった真の疾患メカニズムや治療標的を明らかにするGDTを構築でき、新たな治療薬の開発を加速できると確信している。

