
アムジェンは、5月25 日の世界甲状腺デーに合わせて5月より、甲状腺眼症(TED)に関する疾患啓発キャンペーンを展開。デジタル広告、疾患啓発サイト「甲状腺眼症.jp」のリニューアル、患者体験談や啓発動画の公開、メディアタイアップ等を通じて、甲状腺眼症の症状への早期の気づきと適切な受診の重要性を広く発信している。
具体的には、疾患啓発キャンペーン「気づいてよかった。甲状腺眼症」では、元バレーボール女子日本代表で、甲状腺眼症を経験した鍋谷友理枝氏を起用し、甲状腺眼症の症状への気づきを促す動画やバナーを制作、インターネットやソーシャルメディア上で年間を通じて展開している。
また、同社が運営する甲状腺眼症の疾患啓発サイト「甲状腺眼症.jp」(https://www.kojosengansho.jp/)に、鍋谷氏やタレントの蔦谷里華をはじめ、甲状腺眼症と向き合う患者体験談コンテンツを新たに公開するとともに、サイト全体をリニューアルしている。
これにより、患者やその家族が、甲状腺眼症の症状、受診の目安、近隣の専門医などの情報によりアクセスしやすい構成とし、早期受診の後押しを目指す。
甲状腺眼症は、進行性で負担の大きい自己免疫性の希少疾患で、日本に約3 万5000人の患者がいると推計されている。主にバセドウ病(甲状腺機能亢進症)に合併して発症するケースが多く、顔貌の変化を伴う”目に見える”症状(まぶたの腫れや赤み、眼の充血、眼球突出など)と、視機能低下を伴う”目に見えない”症状(目の奥の痛み、複視、羞明、ドライアイなど)がある。そのため、日常生活を制限し、精神面や社会性にも大きな影響を及ぼし得る疾患だ。
バセドウ病との関連が深い一方で、甲状腺眼症はバセドウ病とは異なる病態を有する別の疾患で、それぞれに応じた理解と対応が重要だ。初期症状は一般的に見られる目の不調や症状が多く、他の疾患と見分けがつきにくい。
従って、バセドウ病の患者であっても、目の症状が現れた際に甲状腺眼症と認識されにくい場合がある。その結果、適切な診断や専門医への相談につながるまでに時間を要し、診断までに1年以上かかった人が3 割程度にのぼることも報告されている。
アムジェンが今回甲状腺疾患の患者と家族および一般生活者を対象に日本国内で実施したアンケート調査では、一般人では「甲状腺眼症(TED)」という病気を「聞いたことがない」と回答した人が83.0%、バセドウ病患者でも62.9%であった。
バセドウ病の患者では2~5割が甲状腺眼症を発症すると言われているが、アンケート調査では、バセドウ病患者で目の症状があると回答した人のうち、その症状に関して医療機関を受診していない人は39.4%に上った。
こうした結果は、甲状腺眼症に関する認知がバセドウ病患者の中でもまだ十分ではない可能性を示しており、アムジェンでは甲状腺眼症に関する正しい情報へのアクセスを促し、症状への気づきや適切な相談・受診につなげるための情報発信を強化する。

