
東京都医学総合研究所は、6月17日に「多発性硬化症 / 視神経脊髄炎とMOG抗体関連疾患の今とこれから」をテーマとした2026年度第2回都医学研都民講座をハイブリッド形式(会場+オンライン配信)で開催する。参加費は無料。対面式・Zoomウェビナーともに東京都民以外も申込みできる。
参加定員は600名(都医学研講堂:100名、オンライン:500名、事前申込、先着順)。開催時間は、午後1時半から午後3時まで。
東京都医学総合研究所では、神経及びその疾患、精神障害の本態、成因及びがん、感染症等の研究をすすめ、未解明の重要疾患の原因究明、予防法や治療法の開発などに総合的に取り組んでいる。同講座は、こうした多岐にわたる研究内容の一端や関連する最新情報を、都民に分かりやすく伝えることを目的としたもの。
今回は、蕨陽子東京都立神経病院 脳神経内科部長と樋口太郎MOGネットワーク代表を講師に迎えて開催する。蕨氏、樋口氏の講演概要および参加方法は次の通り。
【蕨氏の講演概要】
多発性硬化症(MS)と視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)は、比較的若い女性に発症しやすい指定難病である。視力低下や手足のしびれ、歩行障害などの発作が起こり、再発をくり返す脳の病気だ。だが、今、疾患の仕組みの解明は驚くほど進歩しており、次々と登場する新薬によって再発を抑えることが可能になりつつある。
同講演では、両疾患の病態と、最新の診療ガイドラインに基づいた治療戦略を解説する。また、疾患と向き合いながらも「自分らしく、心豊かに」過ごして貰うためのヒントとして、日常生活に取り入れられる「脳の健康」や「ウェルネス」という考え方についても紹介する。
【樋口氏の講演概要】
抗MOG抗体関連疾患は、以前は多発性硬化症や視神経脊髄炎と診断されていた疾患である。MOG抗体の測定が可能になったことで、独立した疾患として認識されるようになった。
小児から成人まで幅広く発症し、視力低下、けいれん、排尿障害など多彩な症状を呈する。類縁疾患と比べて治療反応性が良く、適切な治療により後遺症を最小限に抑えることができる。だが、新しい疾患であるため、検査や治療の多くが保険適用外となっており、診断の遅れや治療機会の喪失につながっている。樋口氏らは、こうした状況を改善すべく、2024年に患者団体を立ち上げた。適切な医療を受けられる社会を目指し、活動を進めていく。
【参加方法】
対面式希望は、申し込みフォームまたは往復はがきのどちらからでも申し込める。オンライン希望の場合は、申し込みフォームのみ受付している
◆ 申込みフォーム
都医学研ホームページ(https://www.igakuken.or.jp/public/tomin.html)の申込みフォームより申し込む。
◆往復はがき
住所、氏名(フリガナ)、電話番号、複数名希望の場合は同伴者氏名及び「第1回都民講座(対面式希望)」を、返信用はがき表面にも郵便番号・住所・氏名を必ず記入すること。
送り先:〒156-8506 東京都世田谷区上北沢2-1-6
東京都医学総合研究所 普及広報係 宛
【締切】
対面式:6月15日(月曜日)
オンライン:講座開催時刻

