武田薬品は15日、第25 回欧州血液学会(EHA)で、多発性骨髄腫患者を対象とした経口薬であるニンラーロのファーストライン維持療法としての有効性を評価した無作為化P3試験( TOURMALINE-MM4試験)の良好な結果についてオーラルプレゼンテーションしたと発表した。同口演は12日からオンラインで閲覧可能である。
また、同講演に加えて、非経口剤であるボルテゾミブをベースとした3剤併用導入療法をすでに受けている初発の多発性骨髄腫患者を対象に、同じプロテアソーム阻害剤の経口薬であるニンラーロとレナリドミドおよびデキサメタゾンとの併用療法へ移行した際の有効性と安全性を検討した US MM-6試験から得られた重要な知見についても発表する予定。
米国での実臨床ベースの臨床試験であるUS MM-6 試験では、非経口剤であるボルテゾミブから経口薬であるニンラーロをベースとした治療への移行で深い奏効と良好な安全性プロファイルが示されている。