休日夜間急病診療所を移転し、11月1日より診療開始 兵庫県尼崎市

 兵庫県尼崎市保健局保健部保健企画課は27日、休日夜間急病診療所を移転し、11月1日より新たな診療所で業務を開始すると発表した。
 休日夜間急病診療所については、築50年が経過し、老朽化が著しく、待合室が手狭であるほか、十分な感染防止対策の実施が困難であるなどの課題を抱えていた。
 これらの課題解決と休日夜間における一次救急医療体制の更なる充実を図るため、市の中心地である市役所南側に新たな診療所を建替える。加えて、有事の際の活用も想定し、運営主体を(公財)尼崎健康医療財団から市に改め、本年11月1日から診療業務を開始する。新診療所の概要は、次の通り。

1、新たな施設の名称、所在地及び電話番号
尼崎市立休日夜間急病診療所(所在地:尼崎市西難波町6丁目1番9号 電話番号:06-6480-9500)

2、診療科目
内科、小児科、眼科及び耳鼻咽喉科

3、主要諸室
▼一般外来部分
診察室(内科・小児科3室、眼科2室、耳鼻咽喉科2室)、救急処置室、点滴室、調剤室、待合スペース、トイレ(男性・女性・多目的)、授乳室、事務室、医師控室、更衣室他

▼感染症外来部分【新設】
診察室(感染症2室)、点滴室、待合スペース、トイレ

4、新たな診療所の特色

▼待合い環境の改善
・待合スペースの広さが約2倍となり、座席も78人分から120人分に拡充

・電子カルテの導入により、医師の診療内容を瞬時に共有することができるようになり、会計及び薬の処方までの待ち時間が大幅に短縮

▼感染症対策の強化

・新たに感染症診療スペースを設置し、感染症患者と一般患者の動線を分離

・全ての診察室に通じるスタッフ専用通路を設け、患者と医療従事者の動線を分離

▼災害に強い診療所

・発災後72時間施設機能が維持できるよう、非常用発電機、オイルタンク、受水槽、汚水貯留槽を設置

▼環境にやさしい診療所
・市の公共施設として初めてZEB Ready※の認証を取得

※自然光の取り入れ、建物の高断熱化やLED照明などの省エネ技術を活用して、エネルギー消費量を国の基準より50%以上削減した施設

5、診療開始日
2025年11月1日(土)午後4時から診療を開始する

診療日及び診療時間

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