ロート製薬は30日、取引先10社と共同で、目薬の売上の一部をアジア、アフリカを始めとした白内障治療や診断などの眼科支援活動を行う団体に寄付したと発表した。
同活動は、世界中の人々の「見える喜び」をサポートする活動の一環として実施されたもの。2016年10月より第1期がスタートし、ロート製薬と小売業の取引先が一体となり、ビジネスの枠を超えて売上げの一部で社会貢献活動を一緒に行う取り組みである。
第9 期(2025 年1 月1日~2025年4月30日)の支援金額は、ソーシャルパートナー10社の同期間の目薬の売上の一部59万5120円と同額をロート製薬がマッチングし、合計119万0240円となった。寄付先は次の通り。
◆ウイインク(OUI):金額59万5120 円
ウイインクは、現役眼科医が創業した、慶應義塾大学医学部発のベンチャー企業。世界の失明を 50%減らし、眼から人々の健康を守ることをミッションに掲げて活動している。眼科医の“眼”を世界に広げるというコンセプトのもと、Smart Eye Camera (SEC)というスマホアタッチメント型眼科診断機器を開発し、ポータブルで簡便なSECを使いこれまで眼科医療そのものへのアクセスが困難な環境にある途上国をはじめとする世界中の患者への眼科医療提供に尽力している。
●NPO法人アジア失明予防の会:金額 59万5120 円
NPO 法人アジア失明予防の会は、京都府立医科大学眼科出身の服部匡志医師に共感した有志の集まりにより発足。ベトナムを中心としたインドシナ半島やアジアの貧しい国々の人々が、一人でも光をなくさないですむようにとの想いで、現地で無償の眼科治療およびその技術指導をしている団体である。