メディセオ「メディカル流通センター神戸」竣工、10月中旬より稼働

 メディパルホールディングスは27日、同社連結対象子会社メディセオのメディカル流通センター(MRC神戸、神戸兵庫県加東市)が、同日、竣工したと発表した。
 MRC神戸は、西日本に製造拠点のある製薬企業から委託された商品の受注・保管・管理・出荷などの物流業務を担う物流センターだ。設備投資額は約64億円(予定)。本年10月中旬の稼働を予定している。
 メディパルホールディングスグループでは、「医療と健康、美」の流通を支える事業活動を通じて、持続可能な社会の実現に向けた活動を多面的に推進している。その一環として近年では、物流の効率化が求められる中において、製薬企業から最終需要者である医療機関・保険薬局・患者までのサプライチェーン全体を見据えた物流最適化に取り組んでいる。
 メーカー物流を担うMRC神戸は、既に稼働しているMRC東京、MRC中国に続き3か所目のMRCとなる。同センターは、2024年1月まで稼働していたメディセオの「西日本物流センター」をフルリノベーションした建屋で、GDPガイドラインに準拠した高水準の物流機能に加え、多くの省力化・省人化設備を備えており、環境に配慮したグリーンロジスティクスへの対応ならびにサステナビリティ推進に万全を期す体制を整備している。MRC神戸は、需要と供給を結ぶ基盤として、さまざまな製薬企業の製品を安全に保管・輸送することで、サプライチェーン全体の最適化に貢献する物流センターである。

 メディセオでは、これらのMRCと、得意先の発注による商品の出庫・納品までの配送流通を担う全国13か所に設置されたALC をシームレスに結ぶことで、製薬企業から最終需要者までのサプライチェーン全体の最適化を図り、医療と患者さんへのさらなる貢献に努めていく。
 メディカル流通センター神戸の概要と特徴は次の通り。
【概要】

(1)名  称  メディカル流通センター神戸

(2)所 在 地   兵庫県加東市南山6-6-2

(3)敷地面積 3万0981㎡(9340坪)

(4)建築面積  1万5029㎡(4546坪)

(5)延床面積 4万4585㎡(1万3487坪)

(6)構  造  鉄骨造(耐震構造)、地上3階建

(7)設備投資額(予定)
総額 約64億円(建物、設備、機器等)

(8)稼働開始時期  2025年10月中旬

【特長】

(1)GDPガイドラインに準拠した高水準の物流機能

GDPガイドラインに準拠し、各メーカー様の手順に対応したSOP(標準作業手順書)を整備し、温度管理、偽薬対策、衛生管理など適切な保管・管理を行う。SOP(Standard Operating Procedures)は、GDPガイドラインに準拠した標準作業手順書。

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