住友化学は3日、水戸信彰専務執行役員が4月1日付で社長に昇格する人事を発表した。社長交代は6年ぶり。岩田圭一社長は代表取締役会長、十倉雅和代表取締役会長は取締役相談役に就任する。
同社取締役会諮問機関の役員指名委員会(社外取締役5名および会長、社長の計7名で構成)では、急速かつ激しく変化していく経営環境の中にあって、同社の再成長への回帰を確実なものとし、財務基盤を強化していく上で求められる社長の要件として次の4つの資質を最重要とする認識を共有。
①ビジョン構築・実行、②組織統率、③変革する力、④技術への洞察力、⑤国際性・コミュニケーション力―の観点から適任者について委員間で意見を交わしてきた。その結果、水戸氏が次期社長候補者として最適であるとの結論に至り、取締役会の決議を経て今回の社長人事を決定した。
水戸氏は、1960年8月4日生れ、64歳。広島県出身。所有株式数13万2000株。1985年3月名古屋大学大学院農学研究科博士課程前期課程農芸化学専攻修了し、同年4月住友化学工業に(現:住友化学)入社。
2015年4月執行役員知的財産部長、2016年4月執行役員企画部長、2018年4月常務執行役員、2020年4月常務執行役員 健康・農業関連事業部門 統括、同年6月代表取締役常務執行役員、2021年4月代表取締役専務執行役員を歴任。2024年6月専務執行役員に就任し、現在、 専務執行役員 アグロ&ライフソリューション、アドバンストメディカルソリューション部門統括を務める。