「PRIDE 指標 2024」で3年連続ゴールド認定およびレインボー認定初取得 アストラゼネカ

 アストラゼネカは14日、人「work with Pride」が策定した LGBTQ+に関する企業・団体等の取り組みの評価指標「PRIDE 指標」において、3年連続で最高評価である「ゴールド」認定を取得したと発表した。また、製薬企業合同啓発アライネットワーク「Pharma for PRIDE」の活動が評価され、初めて「レインボー」認定を取得したことも明らかにした。
 「レインボー」認定は、自社単独の取り組みでできる範囲を超えて、国・自治体・学術機関・NPO/NGO などとの、セクターを超えた協働を推進する企業・団体を評価する評価指標である。
 「Pharma for PRIDE」は、各社員が LGBTQ+に対し正しい知識をもって言動を意識し、誰もが安心して働ける心理的安全性の高い職場・業界を実現することを目的に2022年に立ち上がった。6 月のプライド月間と12月の人権週間に社内外に向けた合同勉強会を継続して実施している。
 これまでに「LGBTQ+×ヘルスケアの現状と課題」をテーマとして、医療機関内の制度や医療保険制度、医療従事者の理解不足などにより、LGBTQ+当事者が医療へのアクセスが困難な現状を学ぶとともに(2023 年6 月)、医療従事者を対象とした勉強会も開催した(2023 年12 月)。
 さらに、アライネットワークの拡大を目的に、参加者全員で意見交換を行い、理解を深める勉強会も開催した(2024年6 月)。
 アストラゼネカのその他の取り組み例としては、2019年にパートナーシップ制度に対応し社内規定を一部変更し、日本国内における婚姻の平等(同性婚法制化)に賛同する企業を募るキャンペーン「Business for Marriage Equality」への賛同を表明している。
 2023 年からは東京レインボープライドに協賛し、社長含む役員や LGBTQ+などの性的マイノリティを理解・支援する社員(アライ)がパレードに多数参加している。
加えて、2024年は ERG(Employee Resource Group: 従業員の有志による社員コミュニティ)による企画・運営でブース出展し多様性のある社会を祝い、様々な自社チャンネルを用いて啓発を行った。
 社内ではインクルージョンの更なる理解と浸透に向け、アライと当事者が参加できる社内 SNS グループ「AZJapan LGBTQ+フレンドリー」と、当事者のみが参加可能な社内非公開SNSグループ「AZJapan Rainbow」を運用し、心理的安全性を確保した環境で自由に意見交換を行える仕組みを構築している。

◆堀井貴史アストラゼネカ代表取締役社長のコメント
 インクルーシブな社会実現のために企業に求められる役割が年々大きくなる中で、PRIDE 指標において 3 年連続ゴールド評価、さらに今年はレインボー認定を取得できたことを大変誇らしく思う。
 『イノベーションを通じて患者さんの人生を変える No1 パイオニア』を目指すアストラゼネカは、その実現のために、社員一人ひとりが安心して、最大限に力を発揮できる環境が欠かせないと考えている。
 これからも多様性を尊重する企業文化のもと、働きがいのある環境を更に強化するために邁進し、イノベーションを育む組織を構築するとともに、医療アクセスの公平性を実現するため社会に対しても働きかけを続けていく。

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