大阪・関西万博大阪ヘルスケアパビリオンで「再生医療が身近になった2050年のミライ社会」体験 ロート製薬

「再生医療が身近になった2050年のミライ社会」を表現した展示ブース(イメージ図)

 ロート製薬は30日、2025年大阪・関西万博の「大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn」において、「再生医療」「アイケア」の2領域から、新しい未来の体験展示を行う第一弾として「ミライの再生医療」に関する展示内容を発表した。
 同社は、「ロートグループ総合経営ビジョン 2030:Connect for Well-being」を制定し、ウェルビーイングな社会の実現を目指し、医療・ヘルスケアの未来に向けて様々なチャレンジを続けている。
 こうした中、大阪ヘルスケアパビリオンの体験・体感を通じて人々が自分の可能性を見出し、新たな自分に向かって前向きな一歩を踏み出すことを狙いとした主旨に共感し参画するとともに、同パビリオンが提供する「ミライの都市ゾーン」に「再生医療」を、「ミライのヘルスケアゾーン」に「アイケア」を展示する。
 ロート製薬の再生医療事業では、適切な治療法がなく困っている患者に新たな治療の選択肢となるよう、「再生医療をもっと身近に、もっと利用しやすく。」をステートメントとして掲げ、再生医療の開発を推進。大阪・関西万博での体験展示でも、再生医療の普及と関連産業の発展へ向けたきっかけにする考えを示している。

展示テーマ ~再生医療が身近になった2050年ミライ社会~
 ロート製薬の展示ブースでは、大型ビジョンを通して再生医療が日常に浸透した都市生活を疑似体験できる。iPS細胞研究を始め、日本が世界に誇る再生医療技術が進化を続ける中、「再生医療が身近になった 2050 年ミライ社会」では、PHR(パーソナルヘルスレコード)をもとに、患者の一人ひとりの状態把握や、未来予測するAIが連動した技術革新で、再生医療のさらなる「パーソナライズド化」が考えられる。
 いまだ有効な治療方法がない疾患へのアンメットメディカルニーズを始め、幅広く全身の健康を支えるにあたり、再生医療が選択肢の一つとして浸透している未来社会体感を提供する。
 また、こうした未来社会を実現するにあたり鍵となるのが“細胞の培養技術”の進化だ。展示ブースでは、近未来で実装される次世代の自動培養装置を間近で観察できる。近未来で実装される次世代自動培養装置の概要は、次の通り。

次世代の自動培養装置
(イメージ図)

◆特長① 1台で採取した組織から幹細胞を取り出し、細胞培養までを完全自動化
 患者やドナーから採取した組織を用いて、1台の装置で初代培養から拡大培養までの工程を完全自動化できる新たな自動培養装置の実現を目指す。培養技術・装置の進化により、高品質でスムーズな細胞治療の提供に繋がる。

◆特長② 小型化により、省スペースでの細胞培養が実現
 従来の装置よりも小型化が実現したことで、より多くの医療機関に設置しやすくなり、患者にとって、再生医療の選択肢が身近になる後押しとなる。

 ロート製薬では、新たな選択肢となる再生医療の技術開発を進めながら、全身の健康の先にあるウェルビーイングな世界の実現に貢献していく。

◆各種詳細
・ロート製薬大阪・関西万博専用サイト https://www.rohto.co.jp/expo2025/
・大阪・関西万博公式サイト https://www.expo2025.or.jp/
・大阪ヘルスケアパビリオン公式サイト https://2025osaka-pavilion.jp/

タイトルとURLをコピーしました