ファーマフーズは6月28日、田辺三菱製薬と締結した、自己免疫疾患を対象とした抗体医薬品候補に関するライセンス契約に基づき、所定のマイルストンを達成することができたと発表した。
同抗体医薬品候補は、ファーマフーズ独自の抗体作製技術「ALAgene technology(アラジン テクノロジー)」を用い、横浜市立大学の佐藤衛名誉教授、山田道之名誉教授および名古屋市立大学の金澤智学内講師との共同研究によって開発した抗体を基に、ファーマフーズと田辺三菱製薬との共同研究により改良し、創出したもの。
アラジン テクノロジーは、ファーマフーズ独自のニワトリ由来抗体作製技術だ。哺乳動物からは作製困難な結合力の高い抗体をニワトリから作製し、抗体医薬品として開発するプラットフォーム技術である。
ファーマフーズと田辺三菱製薬は、2021年1月に、同体医薬品候補に関する独占的ライセンス契約 を締結している。
今回、同抗体医薬品候補について、医薬品医療機器総合機構(PMDA)に初回治験計画届を提出し、30 日調査を終了した。今後、同抗体医薬品候補に関するP1床試験が開始される。
これに伴い、ファーマフーズはライセンス契約に基づく所定のマイルストン収入を受領する。ファーマフーズは、「医食の研究を通じて社会貢献する」というミッションのもと、アンメットメディカルニーズの高い疾患領域に対する医薬品の研究開発を、より一層推進していく。