京都薬科大学は、4月23日に同大学で第1回2023年度国際共同研究講演会を開催する。同講演会は、学内外との国際的な共同研究を支援する同学独自の研究推進事業「国際共同研究」において、2023年度に採択された事業についてプログラムされており、初めての開催となる。参加料は無料。
「国際共同研究」は、京都薬科大学の教育職員が、研究代表者として海外の研究者を含む研究組織を構築し、学内外の研究者と共同で行う研究事業に対し、1研究課題につき2年間で総額500万円を大学から助成するもの。
2023年度に初めて採択された同事業(代表:薬物動態学分野 河渕 真治助教)では、免疫や身体調節機能を向上させる脂肪由来幹細胞と免疫機能を活性化させる薬物である免疫賦活剤を組み合わせた新たな治療法について、国際学術交流協定締結校である国立台湾大学とともに研究が進められている。
同事業の一環として、4月23日に第1回の講演会を開催する。講演会は学内関係者については申し込み不要、学外の人は事前予約制、参加費無料で対面開催となっており、誰でも参加できる。2023年度国際共同研究講演会の詳細は次の通り。
◆開催日: 2024年4月23日(火)14:00~16:00
◆催場所 : 京都薬科大学 愛学館3階・A31講義室(愛学ホール)
◆申込 : 学外の人は所属・氏名を明記の上、事前メール予約(Email:kobuchi@mb.kyoto-phu.ac.jp)
◆参加費 : 無料
※各講演は英語で行われる。
プログラム
脂肪由来幹細胞と免疫賦活剤を組み合わせた次世代治療法の開発
-心疾患治療の高度化と新たな疾患治療への応用-
◆講演1
“Unlocking Heart Health: Delving into the Hidden Powers of Adipose-Derived Stem Cell Secretome for Cardioprotection”
国立台湾大学薬学部 准教授 Wan-Tseng Hsu(徐莞曾)氏
◆講演2
“National Taiwan University-Kyoto Pharmaceutical University Collaborative Research for Advancement of Cardiac Therapy”
京都薬科大学 助教 河渕真治氏
◆講演3
“Dissecting the Role of Lipid Biology in the Tumorigenesis of Breast Cancer : From Bedside to Bench”
国立台湾大学医学部 臨床助教 I-Chun Chen(陳怡君)氏
◆講演4
“Effects of Heart and Kidney Function on PT-INR/Dose of Warfarin in Patients with Heart Failure”
京都薬科大学 講師 辻本雅之氏