ロート製薬は8日、第23回日本再生医療学会総会が実施する『再生医療イノベーションAward』において、Established Company部門(受賞企業:2社)に選出されたと発表した。
同Awardは、日本発の独自の再生医療技術開発を進めている意欲的な企業を表彰するもの。受賞にあたり、同社では3月21日~23日に新潟で開催される同総会内において、授賞式への参加と受賞記念講演を予定している。
ロート製薬は、「Connect for Well-being」をロートグループ総合経営ビジョン2030に掲げ、健康と美に関するあらゆるソリューションを提供する会社を目指し、さまざまな事業を展開している。
適切な治療法がなく困っている患者に新たな治療の選択肢となる再生医療を届けるべく、その想いを再生医療事業ステートメント「再生医療をもっと身近に、もっと利用しやすく」に注入。
間葉系幹細胞のトランスレーショナルリサーチや先端的な技術開発の推進を目的としたアカデミア・研究機関との共同研究、クロスイノベーション拠点への参画や、ヒト組織入手から最終製品までの全製造工程を国内製造の体制の構築、自由診療を行うクリニック様への受託加工サービス、開発製造受託(CDMO)サービス、培地の開発・販売など、再生医療の社会実装を目指した取り組みを進めている。
同社は、スキンケア製品の研究開発で培ってきた「細胞を扱う技術」と目薬製造で培ってきた「無菌製剤技術」による再生医療研究に加え、細胞加工・製剤化に関する技術力を新たな強みとして、国内外の最新技術や医療施設と連携し、再生医療の普及と関連産業の発展に貢献していく。